主に病院の受付をする仕事です。
その他、レセプト作成や電話対応、来客対応、患者様への問診を行っていました。また定期的に診療報酬の改定があるので研修や説明会に行きました。

私は個人の病院に正社員で勤めていましたが、福利厚生があまりよくなく、有給も使わせてもらえないほどでした。
当時私は若かったので体力もありましたし、一人暮らしをしていたので生活面を考えると仕事をしていた方がいいと思っていました。
けれど家族や冠婚葬祭など休まざるを得ないとき有給が使えなくて給料を減額されたときは腹が立ちました。
さらに職員の年齢層も高く、同世代というより親世代という感じで居心地も悪かったです。
何をするにしても子ども扱いされ、ミスしたら嫌味のように怒られ、精神的にも病んでいました。
このままでは心身ともに壊れてしまうと思い、転職を考えました。
医療事務の専門学校を卒業していたのでスキルがもったいないと思いましたが、今後の自分を優先することを選びました。

病院は病気になった方が来院する場所なので、患者様の対応は慎重かつ丁寧にしていました。
重い病気の方から軽い病気の方までいますので、患者様に寄り添うことをもっと続けたかったです。
また、薬の種類やどんな薬なのか知ることができる仕事だったので、日常生活でも薬の知識が役に立っていました。薬の種類も増えてきていますので、もっと勉強したかったです。

すぐに再就職して仕事をする気になれず、失業保険や貯金でやりくりをしていましたが、当時の彼氏（現在：夫）の親戚から仕事の誘いがあり、紹介していただきました。
未経験で資格がなくても始められる仕事だったので、今の状況を変えるためにも就職しようと思いました。
職場に知り合いがいるという点でも心強かったので、安心できました。

未経験でも始められて、研修時からお給料ももらえて、何より福利厚生が良かったです。
有給も使えて、産休や育休も他の企業に比べて長めに取れたり、比較的に自由に仕事ができると思ったからです。
元々会社に縛られるのが苦手だったので自分のペースで働け、自分で予定を立ててできるということにとても魅力を感じました。
また自分が頑張った分だけ、給料やキャリアに反映されることに感動しました。

主な仕事内容は、個人や法人への営業活動です。
具体的にはビラ配り・提案書作成・契約内容の確認・アポイント取りなどの業務です。

自分で月々の目標を決められると聞いていましたが、そんな甘い話ではなく、目標という名のノルマであることにギャップを感じました。
また人間関係もあまり良くなく、お客様の取り合いなどがよくありました。成績が優秀な方が一番強い立場で、圧をかけられることもありました。

なかなかアポイントが取れず、お客様に会うことができない時があり、契約も取れない時期は辛かったです。
お客様に会えても話を聞いてもらえなかったり、追い返されたりして悔しかったです。
しかし根気強く訪問したり、仕事の話は一切せず世間話をしたりして仲を深めたり、日々頑張っていました。

一切話を聞いてもらえなかったお客様から、契約が取れて感謝されたことが嬉しかったです。
世間話はしてくれるけど、仕事の話になると顔色が変わり、「自分は健康だから！」と気まずい雰囲気になるお客様がいました。
しかし粘り強く必要性などを話したところ、渋々承諾し契約してくれました。その後お客様のところに訪問して、「先日大きな病気をして大変な目にあった。保険に加入してて良かった。ありがとう。」と感謝されました。嬉しくてやりがいを感じました。

成功。

職場環境やノルマによって精神的にも体力的にも削られますが、自分のペースで働けますし、福利厚生が良かったです。
生命保険や損害保険について理解が深まって、人にアドバイスできるくらいの知識がつきました。
人間関係が良くなかったところもありますが、分からないことなどリーダーや部長に相談できました。
そしてその成果が実り、実績になって給料UPに繋がると嬉しくてまた頑張ろうと思えます。
ノルマを達成しようとする姿勢に周りが評価してくれることもありました。

生命保険の営業というのは、他の営業職とは違い「物」がありません。紙1枚で納得させ、契約を決めなければなりません。
その他、給付金の請求やお客様からの要求など怠ってはいけません。なので日頃の営業活動の中で、お客様との関係を深め信頼を築く必要があります。
コミュニケーション能力や迅速な対応ができる方に向いている仕事です。実際にそのような営業の仕方で業務をこなしていました。
そして自分の頑張りが実ったとき達成感と目に見える成果が生まれ、やりがいになり楽しくなります。

前職は自分の都合で次の仕事が決まる前に退職してしまい、無駄な時間を過ごしていました。間を空けないように職を探すべきだと反省しました。
しかし焦って探すよりも、自分の目で見て、聞いて納得しないと後悔すると思います。話と実際のギャップが生まれないように問題解決はすべきですね。