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上司による暴力と離職票取得:具体的な相談窓口と弁護士費用について

上司による暴力と離職票取得:具体的な相談窓口と弁護士費用について

本日、主人が上司からなぐられました。今までも蹴られたり、どつかれたり、日常的に言葉の暴力が多々あり、毎日夢でうなされて熟睡できない状態が続いていました。その会社は、勤務時間も一日12、13時間が当たり前で、昼はご飯休憩が10分ほどですぐ勤務という状態。身体もボロボロでした。次なにかあればすぐ辞めると言っていた矢先の暴力。主人はなぐられてすぐ帰ってきました。知人のアドバイスにより、すぐに病院に行かせ、打撲という診断書をいただきました。辞めるにあたり、主人が離職票を会社都合にしてもらうように電話したところ、話をそらされそらされ、途中で一度暴力をみとめたものの、すぐに、「あんなのは暴力じゃない」と誤魔化し始め、会社都合にはしないの一点張り。勤務時間に至っては、「俺は働けと言っていない」とまで言われる始末。最終的にラチがあかず、弁護士にはいってもらいましょうと電話を終えました。そこで質問ですが、この会社は、かなり有名な会社なので、顔が効きます。今後の主人の転職してからの仕事を考えると、あまり大事にはしたくありません。慰謝料なども請求するつもりもありませんし、刑事事件にもしたくありません。ただ、離職票を会社都合にしてほしいのです。その場合、どこに相談すれば良いでしょうか。最悪弁護士さんにお願いするとなると、費用はどのくらいかかるでしょうか。弁護士さんにお願いする場合は、離職票の件ではなく、慰謝料みたいな形でのお願いになると思います。ちなみに、上司が続いてこうなる事はあらかじめ予測していたので、今回の会話を全てレコーダーで録音しています。診断書もあるので、証拠は十分だと思います。よろしくお願いします。

1. まずは相談できる窓口を探しましょう

ご主人への暴行、長時間労働、そして会社側の不誠実な対応と、大変辛い状況にあると思います。まず、落ち着いて、相談できる窓口を探しましょう。

  • 労働基準監督署: 労働に関する相談窓口として、最も重要な機関です。長時間労働やパワーハラスメント(パワハラ)を含む職場環境の問題、そして不当な離職票の発行についても相談できます。証拠となる診断書や録音データは非常に有効です。相談は無料です。
  • 都道府県労働局: 労働基準監督署と同様に、労働問題に関する相談を受け付けています。労働基準監督署に直接相談するのが難しい場合、都道府県労働局に相談してみるのも良いでしょう。
  • 弁護士: 法律的な観点から、最適な解決策を提案してもらえます。弁護士会などのホームページで、労働問題に詳しい弁護士を探せます。初回相談は無料の弁護士事務所も多いので、まずは相談してみることをお勧めします。
  • 総合労働相談コーナー: 各都道府県に設置されている相談窓口です。労働問題全般について相談できます。専門家ではない場合もありますが、まずは相談することで、今後の対応方針を立てる助けになります。
  • 公益財団法人労働者健康安全機構: 職場における健康問題や安全問題に関する相談を受け付けています。パワハラによる精神的な負担についても相談可能です。

これらの機関に相談することで、ご主人の状況を客観的に評価してもらい、適切なアドバイスを得ることができます。

2. 離職票を会社都合にするための戦略

会社都合の離職票取得は、今後の転職活動に大きく影響します。会社が協力的でない場合、次の戦略を検討しましょう。

  • 証拠を提示する: 診断書、録音データ、長時間労働を裏付ける証拠(タイムカードなど)を提示することで、会社の主張を反論できます。これらは、労働基準監督署や弁護士への相談においても非常に重要です。
  • 労働基準監督署への通報: 上司の暴力行為、長時間労働、そして会社側の不誠実な対応を労働基準監督署に通報することで、会社に圧力をかけることができます。監督署は調査を行い、是正勧告を行う場合があります。
  • 弁護士への相談: 弁護士に依頼することで、会社との交渉をスムーズに進めることができます。弁護士は、法律に基づいた適切な対応をアドバイスし、必要であれば会社に法的措置を講じることもできます。
  • 和解交渉: 弁護士を介して会社と交渉し、会社都合の離職票発行と引き換えに、慰謝料請求をしないという条件で和解を図ることも可能です。この場合、弁護士費用は発生しますが、裁判よりも迅速かつ低コストで解決できる可能性があります。

重要なのは、ご主人を守るため、証拠をしっかり確保し、適切な機関に相談することです。

3. 弁護士費用について

弁護士費用は、弁護士によって、また依頼内容によって大きく異なります。

  • 着手金: 弁護士に依頼する際に支払う費用です。ケースの難易度や弁護士の経験によって異なりますが、数十万円から数百万円の範囲内となることが多いです。
  • 成功報酬: 訴訟で勝訴した場合に支払う費用です。着手金とは別に支払う場合もあります。
  • 時間報酬: 弁護士が費やした時間に応じて支払う費用です。相談や書類作成、交渉などに要する時間に応じて計算されます。

慰謝料請求をしない場合でも、離職票の発行に関する交渉や、会社からの圧力に対抗するための法的アドバイスが必要であれば、弁護士費用は発生します。具体的な費用については、複数の弁護士事務所に相談し、見積もりを取ることが重要です。

4. 成功事例と専門家の視点

多くの企業では、パワハラや長時間労働は重大な問題と認識されています。労働基準監督署への通報や弁護士への相談は、企業側にも大きな影響を与えます。 成功事例: 過去には、長時間労働とパワハラを訴えた従業員が、労働基準監督署の調査と弁護士の介入により、会社都合の離職票を取得し、さらに慰謝料を得たケースもあります。証拠がしっかりしていれば、会社側も容易に反論できません。 専門家の視点: 弁護士は、労働法に精通しており、ご主人の権利を保護するための最適な戦略を立案します。また、会社との交渉においても、法的根拠に基づいた主張を行うことで、有利な条件を勝ち取る可能性を高めます。

5. まとめ:具体的な行動ステップ

1. 落ち着いて証拠を整理する: 診断書、録音データ、勤務時間に関する記録などを整理します。 2. 労働基準監督署に相談する: まずは相談し、状況を説明し、アドバイスを求めます。 3. 弁護士に相談する: 労働問題に詳しい弁護士を探し、相談します。費用や解決策について相談し、最適な方法を選びましょう。 4. 会社との交渉: 弁護士を介して会社と交渉し、会社都合の離職票の発行を目指します。 5. 必要に応じて法的措置: 和解が成立しない場合は、労働審判や裁判などの法的措置を検討します。 ご主人の状況は深刻ですが、適切な対応を取ることで、状況を改善できる可能性があります。決して一人で抱え込まず、専門機関に相談し、ご主人をサポートしてください。 今後の転職活動にも影響が出ないよう、迅速かつ適切な対応を心がけましょう。

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