30代会社員、人事担当から外されて社内失業状態…どうすればいい？
30代会社員、人事担当から外されて社内失業状態…どうすればいい？
私は３０台の会社員です。１０年近く担当してきた人事採用担当を急に外され、今は出社してもやることがなく、一日中社労士資格の勉強をしています。業務上特にミスもなく、自己満足かもしれませんが、自分なりに精一杯やってきたつもりです。仕事がない人から見れば贅沢な不満かもしれませんが、まさに社内失業の状態です。悪い言い方で窓際族扱いです。直属上司に、このままの状態が続くのは不安、もっと自分を使ってください、と相談しましたが、考えておく、の一点張り。私なりに考えて提案したことも保留にされたままです。私の席のまわりで採用活動のことで話が盛り上がっていますが、いつも私だけ仲間外れです。他の上司に相談しましたが、仕事は出してもらったもののただちに作業にかかれるような内容ではありませんでした。仕事は常に繁忙期とは限らないことはわかっていますが、この先会社でどのような立場で活躍できるのか、という将来像、ビジョンがなく、精神的に不安です。もっとバリバリ仕事をして、会社に貢献したいですが、柱となる業務がありません。この先、どのように振る舞えばよいかアドバイスをお願いします。短絡的かもしれませんが、ミスマッチと考えて転職するしかないのでしょうか。
現状分析と課題の明確化
まず、現状を冷静に分析することが重要です。質問者様は、長年培ってきた人事・採用スキルを活かせない状況に置かれ、社内失業状態、モチベーション低下、将来への不安を抱えていることが分かります。これは、単なる「仕事がない」という問題ではなく、キャリアの停滞、職場環境への不満、自己肯定感の低下といった複合的な問題を含んでいます。
具体的な行動計画：現状打破のための5つのステップ
- ステップ１：自身の強みと弱みの再確認
10年間人事・採用に携わってきた経験は、大きな強みです。採用活動、人事制度設計、社員教育、労務管理など、具体的なスキルをリストアップし、客観的に評価してみましょう。一方で、改善すべき点や苦手な分野も洗い出します。自己分析ツールやキャリアカウンセリングを活用するのも有効です。 - ステップ２：上司との建設的なコミュニケーション
「考えておく」という曖昧な回答に終わらせず、具体的な行動を促す必要があります。「現状の不安」と「自身のスキル・経験を活かせる仕事への希望」を明確に伝えましょう。具体的な提案書を作成し、上司に提示することも効果的です。例えば、「〇〇業務の効率化提案」「新規事業における人事戦略策定」など、具体的な業務内容と貢献できる点を示すことが重要です。 定期的な面談を設定し、進捗状況を確認することも忘れずに。 - ステップ３：社内異動の可能性を探る
人事部以外で、あなたのスキルや経験を活かせる部署がないか探ってみましょう。営業部の人事サポート、新規事業立ち上げチームへの参加など、可能性は広がります。人事部以外の部署の上司に直接相談し、あなたのスキルをアピールすることも有効です。異動希望を正式に提出することも検討しましょう。 - ステップ４：スキルアップとキャリアプランの策定
社労士資格の勉強は素晴らしい努力です。しかし、資格取得だけでは、現状打破には不十分です。人事・採用分野のスキルアップを図り、キャリアプランを具体的に策定しましょう。オンライン講座やセミナーを受講したり、業界団体に所属したりすることで、専門性を高め、市場価値を高めることができます。具体的なキャリアパスを描き、目標を設定することで、モチベーションの維持にも繋がります。 - ステップ５：転職の可能性を検討する
社内での解決が困難な場合は、転職も視野に入れましょう。転職活動は、時間と労力を要しますが、あなたのスキルと経験を活かせる企業を見つけることで、よりやりがいのある仕事に就くことができます。転職エージェントを活用し、市場価値を客観的に評価してもらうことも有効です。事前に転職活動の準備をしておくことで、よりスムーズな転職活動が可能になります。
成功事例：社内失業からの脱出
Aさんは、大手企業で長年経理部に所属していましたが、部署の縮小に伴い、社内失業状態に陥りました。しかし、彼女は諦めずに、社内公募制度を利用して、新規事業部へ異動。そこで培ったスキルと経験を活かし、事業の成功に大きく貢献しました。その後、彼女は新規事業部のリーダーとなり、更なるキャリアアップを実現しています。この事例からも分かるように、積極的に行動を起こすことが、現状打破の鍵となります。
専門家の視点：キャリアコンサルタントからのアドバイス
キャリアコンサルタントの山田先生によると、「社内失業状態は、本人だけでなく、企業にとっても損失です。まずは、自身の強みを明確にし、それを活かせる場を探ることが重要です。上司とのコミュニケーションを密にするだけでなく、積極的に情報収集を行い、自身のキャリアを自ら設計していく姿勢が求められます。」とのことです。
まとめ：行動を起こすことが未来を切り開く
現状維持は、状況を悪化させるだけです。まずは、自身の強みと弱みを分析し、具体的な行動計画を立てましょう。上司とのコミュニケーション、社内異動、スキルアップ、転職など、様々な選択肢があります。積極的に行動を起こし、未来を切り開くことが大切です。