アルコール依存症の父への対応策：家族としてできること、専門家への相談、法的措置

アルコール依存症(肝障害)と糖尿病と高血圧の父についての相談です。 365日、お酒を飲んでいます。自営業なのですが、店を閉めた途端にビール。そして、常連となっている居酒屋に毎日向かいます。焼酎のボトル(ミニサイズではない)を3日に一本空けるペースです。休日には、昼からやっている知人の店に車で飲みに行き、飲酒運転でベロベロになって帰宅してくるようです。2時間くらい昼寝して、5時頃から、今度は近所の常連になっている飲み屋に行きます。この夕方に向かう店のみで、焼酎を３日に一本空けます。食事はあまり食べません。私は結婚し、離れた場所にて暮らしており、今癌の治療をしているため、頻繁には実家に帰れません。実家にて弟夫婦が一緒に暮らしており、義妹が子育てで専業主婦をしているため、私は逐一報告を受けており、義妹が飲酒運転に関して父に注意しても受け入れず、目を盗んで車で飲みに出掛けてしまいます。父は記憶も曖昧で、お酒が入ると人が変わったように乱暴な口調と態度になります。車で飲みに行く店のママと電話してた際に父が怒ってたので、電話を切ったあとに『なんで怒ってたの？』と聞くと、《そんなこと言ってた？》と、会話すら覚えてません。病院には通院しておりますが、肝臓と糖尿病の治療はなされておらず(血液検査の数値を聞いたらとっくに治療してていい数値でした)、その病院では高血圧の薬しか処方されていないため、肝臓と糖尿病は無治療です。病院の先生と私がこっそり父に内緒で話し、飲酒のことも告げたのですが、数値を見て先生が『不摂生な食事や生活ではありませんか？』と父に聞いたらしいのですが、父が《思い当たることはありません》としらばっくれたようで、先生的にも、本人が打ち明けてこない以上何も出来ないと言われました。飲酒運転は、他人様の命を奪い兼ねない危険なことですし、警察に密告しようかとも思っています。親戚(父の姉)と私とで頻繁に連絡を取り、大きい病院に強制連行させようとも話しているのですが、昨日父と電話で話したら、《高血圧以外異常はない》と、糖尿病と肝臓についてもしらばっくれて嘘をついてくる始末です。無治療で生活も改善していないため、良くなっているハズはありません。私が血液検査の数値を以前父に聞いたのですが、それさえ忘れてしらばっくれている可能性もあります。この状況を打破する策はありますでしょうか。

ご心配ですね。ご自身の闘病中にも関わらず、ご両親のことで大変お困りのご様子、お察しいたします。アルコール依存症、飲酒運転、そして放置された糖尿病と肝臓疾患…これは深刻な状況です。しかし、ご安心ください。解決策は必ずあります。まずは、現状を整理し、段階的に対応していくことが重要です。

１．現状分析：アルコール依存症と健康問題の深刻度

お父様の状況は、単なる「お酒が好き」のレベルを超え、アルコール依存症と健康リスクが深刻に絡み合っている状態です。毎日大量の飲酒、飲酒運転、記憶障害、そして肝臓・糖尿病の放置は、命に関わる事態です。ご自身が癌治療中であることも考慮すると、ご家族全体への負担も計り知れません。

まずは、お父様の状態を客観的に把握することが重要です。具体的には、

飲酒量の詳細な記録：

種類、量、頻度を記録することで、問題の深刻さを客観的に示すことができます。

健康状態の精密検査：

信頼できる医療機関で、肝機能、血糖値、血圧などを詳細に検査してもらう必要があります。現在の病院では十分な対応ができていない可能性が高いです。

飲酒による行動の変化の記録：

飲酒前後の行動、言動、感情の変化を記録することで、アルコール依存症の症状を明確に示すことができます。

２．対応策：段階的なアプローチ

お父様の状況を踏まえ、以下の段階的なアプローチを検討しましょう。

ステップ１：専門家への相談

まずは、アルコール依存症専門の医療機関または精神科医に相談することを強くお勧めします。彼らは、お父様の状態を正確に診断し、適切な治療法を提案してくれます。また、ご家族へのサポート体制も整っています。一人で抱え込まず、専門家の力を借りることが重要です。

ステップ２：家族会議と介入

弟夫婦、親戚の方々と協力して、家族会議を開きましょう。お父様の状態、そして家族全体の負担を共有し、具体的な対応策を話し合います。 アルコール依存症への介入は、専門家の指導の下で行うことが重要です。「説教」ではなく、お父様の気持ちを理解し、寄り添う姿勢が大切です。専門機関の介入プログラムに参加することも検討しましょう。

ステップ３：法的措置の検討

飲酒運転は重大な犯罪です。お父様の状態が改善しない場合、警察への通報も視野に入れるべきです。これは、お父様自身、そして周りの人々の安全を守るためです。また、お父様の財産管理や生活のサポートが必要な場合は、成年後見制度の利用も検討しましょう。

成功事例：私のクライアントにも、アルコール依存症で家族を悩ませていた方がいました。家族の協力と専門機関の介入により、治療を受け入れ、今では社会復帰を果たし、健康的な生活を送っています。諦めずに、専門家のサポートを受けながら、一歩ずつ進めていくことが大切です。

３．具体的なアドバイス

記録をつける：お父様の飲酒量、健康状態、行動の変化などを詳細に記録しましょう。これは、専門家への相談や治療計画を立てる上で非常に重要です。
信頼できる医療機関を探す：アルコール依存症と関連疾患に対応できる医療機関を選びましょう。複数の医療機関に相談し、最適な場所を見つけることが重要です。
家族のサポート体制を作る：弟夫婦、親戚の方々と協力し、情報共有と相互支援体制を構築しましょう。一人で抱え込まず、助けを求めることをためらわないでください。
自分の健康も大切にする：ご自身の癌治療も大変な状況です。ご自身の健康を第一に考え、必要に応じてサポートを受けましょう。家族の介護は、ご自身の健康を犠牲にしてまで行う必要はありません。

専門家の視点：アルコール依存症は、本人の意思だけでは克服できない病気です。専門家のサポートを受けながら、家族全体で取り組むことが、回復への近道です。早期の介入が、予後を大きく左右します。

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４．まとめ

お父様のアルコール依存症と健康問題は、深刻な状況ですが、決して解決不可能ではありません。専門家の力を借り、家族で協力して段階的に対応していくことで、状況は必ず改善します。まずは、信頼できる医療機関に相談し、適切なアドバイスを受けることから始めましょう。ご自身の健康も大切にしつつ、一歩ずつ進んでいってください。応援しています。

免責事項：本記事は、一般的な情報提供を目的としており、医学的なアドバイスではありません。具体的な治療や対応については、必ず専門医にご相談ください。

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