契約社員の営業事務が感じる理不尽な扱い…それは嫌がらせ？対処法とキャリア戦略

嫌がらせをされているのでしょうか？昨年の１２月からメーカーで契約社員として、営業事務の仕事をしています。本社は東京で、私は所長・営業・私の営業所で働いています。営業事務ですが、営業所内で発生する清算などの経理処理もしています。そして、働き始めてからずっと気になる事があります。本社の経理部の女性(４０代・係長)が私に対して結構冷たく当たってくるんです。経理関連の色々な書類をその係長にＦＡＸして確認してもらうのですが、毎回決まりを守ってきちんと出しているのに「何で守れないの？ちゃんと言ったよね？」「最初からそういう風に決まってるんだけど」と言われることです。入社したての時「これはこういう風にやってね」と言われたことが何点かあり、それをきちんと守っていたら電話がかかって来て「これは別にやらなくて良いんだけど」と馬鹿にするように笑われて言われビックリしてしまいました。更に、急に「何でこれ付けてないの？言ったよね？」と今まで全く言われていない事を言われたり、本社の部長にもらった伺い書の承認印の返信ＦＡＸを「これちゃんと承認もらってんの？その紙送ってくれないと困るんだけど」と言われたり。もちろん今まで送れと言われた事もないし、所長に確認しても「前に確認したけど送ってとは言われなかったよ」と。それに本社の部長に確認を取れば承認もらった事もこちらが送った原本の紙もあるのに…と思いましたが、すみませんと謝りました。毎回、ミスなく仕事をしていても何かにつけて叱られたり注意されたりので、内心「理不尽だ」と思いながらも「すみません。次は気を付けます」と謝っています。うちの所長や営業と話す時はあまりキツイ感じではないみたいですし、私も契約社員だからそういうことを言われてしまうのかな？と悲しくなってしまいます。入社して間もないし、社内の人に相談することも出来ないのでただ我慢するしかないです。本社の他の人は、普通に接してくれるので心配ないのですがこの経理の係長だけは嫌がらせ？と思えるくらいです。私は前の事務の方が急に会社を辞めた事による入社で、引き継ぎもなく、本社の事務の先輩や部長も「すごく頑張ってる」と褒めて下さります。仕事はきっちり正確にするタイプです。ミスも無いので、余計にこんな対応をされると悲しくなります。会社は辞めたくありません、何かいいアドバイスありましたら教えてください。

ご相談ありがとうございます。メーカーの営業事務としてご活躍されているとのこと、大変お辛い状況ですね。本社経理係長からの言動は、確かに理不尽に感じられ、嫌がらせと疑うのも無理はありません。しかし、まずは冷静に状況を分析し、適切な対応を検討していくことが重要です。

1. 状況の整理と証拠の確保

まず、これまでの係長からの言動を具体的に記録しましょう。日付、内容、発言者、状況などをメモに書き留め、できればメールやFAXの記録も残しておきましょう。これは、後々の証拠として非常に重要になります。特に、「言われたはずだ」という曖昧な主張ではなく、具体的な証拠に基づいて対応することで、あなたの主張の信憑性を高めることができます。例えば、FAXの送受信記録、メールのやり取り、上司や同僚への相談記録などを残しておきましょう。これらの記録は、後述する相談や対応において、非常に有効な証拠となります。

2. 具体的な問題点の特定と分類

係長からの言動を以下の３つのパターンに分類し、それぞれについて具体的な対策を検討してみましょう。

A. 些細なミスを拡大解釈した叱責：業務マニュアルにない、あるいは曖昧な指示に基づいた叱責は、パワハラに該当する可能性があります。
B. 事実と異なる指摘：全く指示していないことを指示したと主張したり、存在しないミスを指摘するなど、事実と異なる指摘は、明確な嫌がらせの可能性があります。
C. 不当な要求：業務範囲外の作業を強要したり、不必要な書類提出を求めるなど、業務上不当な要求は、ハラスメントに該当する可能性があります。

それぞれのケースについて、具体的にどのような言動があったのか、記録を元に整理してみましょう。この整理によって、適切な対応策が見えてきます。

3. 社内相談窓口の活用

まず、会社の内部通報制度や相談窓口がないか確認してみましょう。多くの企業では、ハラスメント相談窓口や人事部などの相談窓口が設置されています。相談窓口があれば、そこで状況を説明し、適切なアドバイスや対応を求めることが可能です。相談する際には、これまで記録してきた証拠を提示することで、あなたの主張の信憑性を高めることができます。また、相談する前に、どのようなサポートを受けられるのか、相談窓口の担当者と事前に確認しておくことも重要です。相談内容が守秘されるのか、どのような対応が期待できるのかなどを確認することで、安心して相談することができます。

4. 信頼できる上司や同僚への相談

もし、社内相談窓口が利用しにくい場合、または相談窓口が効果的でない場合は、信頼できる上司や同僚に相談することも有効です。特に、あなたの所長や営業担当者は、あなたの状況を理解し、サポートしてくれる可能性が高いでしょう。相談する際には、記録してきた証拠を提示し、具体的な問題点を明確に伝えましょう。そして、どのようなサポートを期待しているのかを明確に伝えることが重要です。例えば、「係長からの言動に悩んでおり、客観的な意見を聞きたい」「係長とのコミュニケーション方法についてアドバイスが欲しい」など、具体的な要望を伝えることで、より効果的なサポートを得ることができます。

5. 労働基準監督署への相談

もし、社内での相談がうまくいかない場合、またはハラスメントが深刻な場合は、労働基準監督署に相談することも検討しましょう。労働基準監督署は、労働に関する相談を受け付け、適切な指導や助言を行っています。相談する際には、記録してきた証拠を提示し、具体的な問題点を明確に伝えましょう。労働基準監督署は、企業に対して指導を行う権限を持っていますので、あなたの状況を改善する上で有効な手段となる可能性があります。ただし、労働基準監督署への相談は、最終手段として考えておくべきです。まずは、社内での解決を試みることを優先しましょう。

6. 弁護士への相談

もし、ハラスメントが深刻で、社内での解決が困難な場合は、弁護士に相談することも検討しましょう。弁護士は、法律的な観点からあなたの状況を分析し、適切なアドバイスや対応策を提案してくれます。弁護士に相談することで、法的措置をとることも可能になります。弁護士費用は高額になる可能性がありますが、深刻なハラスメント被害を受けている場合は、費用を支払う価値があるかもしれません。弁護士への相談は、専門家の意見を聞き、今後の対応を検討する上で非常に有効な手段となります。

7. キャリア戦略の検討

現状の状況が改善しない場合、キャリアチェンジも視野に入れるべきです。現在の会社を辞めるという選択肢は、決してネガティブなものではありません。むしろ、より良い環境で働くための積極的な選択と言えるでしょう。転職活動を行う際には、これまでの経験やスキルを活かせる企業を探し、面接ではハラスメント被害の経験を踏まえ、より良い職場環境を求めていることを明確に伝えましょう。転職活動のサポートを受けることで、よりスムーズに転職活動を進めることができます。転職エージェントなどを活用することで、自分に合った企業を見つけることができます。

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結論（まとめ）

今回のケースは、契約社員であることや、引き継ぎがない状況などが、係長からの理不尽な扱いを助長している可能性があります。しかし、それは決してあなたに責任があるわけではありません。まずは、冷静に状況を整理し、証拠を確保することが重要です。社内相談窓口や信頼できる上司への相談、そして必要であれば労働基準監督署や弁護士への相談も検討しましょう。そして、自身のキャリアパスについても、現状維持に固執せず、より良い環境を求めることも視野に入れてください。あなたの状況が改善することを心から願っています。

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