Excel関数で今週・来週の金曜日（祝日対応）を自動表示する方法
Excel関数で今週・来週の金曜日（祝日対応）を自動表示する方法
・今週金曜の日付（指定日が8/3であろうと8/4であろうと、表示が8/7である）
・さらに金曜が祝祭日の場合は、翌営業日に繰り越される
この二つの条件を満たした関数がみつかりません。
また、同じように
・来週金曜の日付（指定日が8/3であろうと8/4であろうと、表示が8/14である）
・さらに来週金曜が祝祭日の場合は、翌営業日に繰り越される。
（なのでこの二つの条件を満たしていれば8/17と表示される）
こちらの関数も設定したいとお思います。
分かる方、よろしくお願いします。
この記事では、Excel関数を使って、指定日から今週と来週の金曜日（祝日対応）を自動表示する方法を解説します。 特に、事務職やデータ分析業務に関わる方、効率的な業務処理を求める方にとって役立つ内容となっています。 複雑な関数に見えるかもしれませんが、ステップごとに解説することで、誰でも理解し、実践できるようになっています。
今週の金曜日（祝日対応）の表示
まず、今週の金曜日を求める関数を作成しましょう。 これは、`WORKDAY`関数と`WEEKDAY`関数を組み合わせることで実現できます。
`WORKDAY`関数は、指定日数後の営業日を求める関数です。 `WEEKDAY`関数は、日付の曜日を数値で返す関数です（日曜日=1、土曜日=7）。
これらの関数を組み合わせ、指定日が何曜日であっても、常に今週の金曜日を求める式は以下のようになります。
excel
=WORKDAY(A1-WEEKDAY(A1,2)+5,IF(WEEKDAY(A1-WEEKDAY(A1,2)+5)=6,0,0))
ここで、`A1`セルには指定日を入力します。`WEEKDAY(A1,2)+5`の部分は、指定日から今週の金曜日までの日数を計算しています（2は月曜日を1とする設定）。`IF`文は、計算結果が土曜日(6)だった場合、翌営業日(0日後)を返すことで祝日対応を実現します。
来週の金曜日（祝日対応）の表示
来週の金曜日を求める関数は、上記を応用します。 今週の金曜日に7日足し、祝日対応の処理を追加します。
excel
=WORKDAY(A1-WEEKDAY(A1,2)+12,IF(WEEKDAY(A1-WEEKDAY(A1,2)+12)=6,1,0))
`A1-WEEKDAY(A1,2)+12`の部分が、指定日から来週の金曜日までの日数を計算しています。`IF`文は、計算結果が土曜日(6)だった場合、翌営業日(1日後)を返すことで祝日対応を実現しています。
祝日対応について
上記の関数では、祝日対応のために`WORKDAY`関数を使用しています。 `WORKDAY`関数は、祝日リストを必要とします。 このリストは、Excelの設定で管理するか、別シートに作成し、関数内で参照する必要があります。 祝日リストの作成方法については、Excelのヘルプを参照してください。 正確な祝日対応のためには、最新の祝日リストを常に更新することが重要です。
具体的な例
例えば、A1セルに「2024/08/03」と入力した場合、
* 今週の金曜日は、`=WORKDAY(A1-WEEKDAY(A1,2)+5,IF(WEEKDAY(A1-WEEKDAY(A1,2)+5)=6,0,0))` によって「2024/08/09」と表示されます。
* 来週の金曜日は、`=WORKDAY(A1-WEEKDAY(A1,2)+12,IF(WEEKDAY(A1-WEEKDAY(A1,2)+12)=6,1,0))` によって「2024/08/16」と表示されます。
応用と注意点
これらの関数は、様々な状況に適用できます。例えば、プロジェクトの締め切り日を設定する際、常に金曜日に設定したい場合などに便利です。 ただし、`WORKDAY`関数は、祝日リストの正確性に依存するため、リストの管理を怠ると、誤った結果が表示される可能性があります。 常に最新の祝日リストを使用し、定期的に関数の動作を確認することをお勧めします。
より高度な活用
さらに高度な活用としては、ユーザー定義関数(UDF)を作成する方法があります。 UDFを使用することで、より複雑な条件に対応した関数を作成できます。 例えば、特定の曜日の祝日対応や、複数の祝日リストの管理などを実現できます。 UDFの作成方法は、VBA（Visual Basic for Applications）の知識が必要です。
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まとめ
この記事では、Excel関数を使って今週と来週の金曜日（祝日対応）を自動表示する方法を解説しました。 これらの関数を活用することで、業務効率を大幅に向上させることができます。 しかし、複雑な関数を使用する際には、常に動作を確認し、必要に応じて修正することが重要です。 不明な点や、より高度な活用方法については、専門家への相談も検討しましょう。 よりパーソナルなサポートが必要な場合は、下記のLINE相談をご利用ください。