簿記初心者必見！会計処理の疑問を解消して、会計スキルをレベルアップしよう！
簿記初心者必見！会計処理の疑問を解消して、会計スキルをレベルアップしよう！
（1）年度決算を行うために株価の市況を調べたところ、時価が下落していたので定価基準を適用し、所有株式5株、
薄価￥650，000（額面￥50，000、買入価格@￥130，000）を1株￥100，000に評価替えした。
借方科目：？
貸方科目：？
質問なのですが、薄価ってのは、何なのでしょうか？教科書で調べたのですがのっていなくて。
（2）得意先Ａ株式会社は、かねてから営業不振であるとの風評であったが、本日倒産したとの連絡をうけた。当社は同社に対する売掛代金￥35，000の債権回収のいかんがはっきりしないので、ただちに貸倒れになったとはみなさず、一時的に不良債権として管理することにした。
借方科目：不良債権￥35，000
貸方科目：売掛金￥35，000
あっていますでしょうか？
（3－1）Ｔ商店は、遠隔地の得意先Ｂ商会へ商品￥125，000を掛売りし、発送に要した諸費用￥2，000については現金で支払った。ただし、発送諸費用は先方負担の条件になっている。
借方科目：諸費用￥2，000？
貸方科目：売上￥123，000？
記入する行が2行ありこれでは1行になってしまうので違うのですが何を書けばいいかわかりません。
簡単な説明でもいいので教えて下さい。
（23－2）得意先Ｂ商店の仕訳を示しなさい。
借方科目：？125，000
貸方科目：？127，000
科目に何を書けばいいかわかりません。
（3－2）発送諸費用の負担が当方（Ｔ商店）である場合の仕訳を示しなさい。
借方科目：諸費用￥2，000？
貸方科目：売上￥12，3000？
この問題も記入する行が2行あり，わかりません。
まだ簿記の勉強を始めたばかりで、わかるようにしたいので、簡単でいいので申し訳ありませんが解説していただけませんでしょうか？
わかります方、宜しくお願い致します。
簿記の勉強を始めたばかりで、仕訳に戸惑っている方も多いのではないでしょうか？特に、初めて出会う専門用語や、複雑な取引の仕訳は、理解するのに苦労するポイントです。この記事では、簿記初学者の方でも理解しやすいように、一つずつ丁寧に解説していきます。会計処理の基本を理解し、会計スキルをレベルアップさせましょう！
(1) 所有株式の評価替え
まず、「薄価」とは、簿記用語で、資産の時価が取得原価を下回っている状態を指します。この問題では、株式の時価が下落し、取得原価（1株￥130,000）よりも低い価格（1株￥100,000）で評価する必要があるため、「薄価」という表現が使われています。
評価替えの仕訳は、以下のようになります。
- 借方：評価損 ￥150,000 (5株 × (￥130,000 – ￥100,000))
- 貸方：有価証券評価調整勘定 ￥150,000
時価が下落したことで生じた損失を「評価損」として計上し、有価証券の簿価を時価に修正するために「有価証券評価調整勘定」を使用します。これは、将来時価が上昇した場合に、評価損を戻すための調整勘定です。
(2) 不良債権の処理
得意先A社の倒産により、売掛金￥35,000の回収が困難になった場合、すぐに貸倒損失として処理するのではなく、回収の可能性が残っている段階では「不良債権」として計上するのが適切です。あなたの仕訳は正しく、以下の通りです。
- 借方：不良債権 ￥35,000
- 貸方：売掛金 ￥35,000
この仕訳によって、売掛金は減少しますが、完全に損失として処理するわけではありません。回収の見込みがなくなった時点で、不良債権を貸倒損失に振替えます。
(3-1) 発送諸費用の処理（先方負担の場合）
発送諸費用￥2,000は、得意先B商会が負担する条件であるため、T商店は、B商会に請求する権利を持ちます。そのため、売上金額から発送諸費用を差し引いた金額を売上として計上し、諸費用は未収金として計上します。
- 借方：現金 ￥2,000 (諸費用の現金支出)
- 借方：売掛金 ￥125,000 (商品代金)
- 貸方：売上高 ￥127,000 (商品代金＋未収の発送諸費用)
このように、2行の仕訳ではなく3行の仕訳となります。発送諸費用は、回収できる見込みがあるため、未収金として計上します。
(3-2) 得意先B商会の仕訳
得意先B商会は、商品代金と発送諸費用を支払う必要があります。仕訳は以下の通りです。
- 借方：商品 ￥125,000
- 借方：支払諸費用 ￥2,000
- 貸方：買掛金 ￥127,000
(3-3) 発送諸費用の処理（当方負担の場合）
発送諸費用￥2,000をT商店が負担する場合、売上金額から発送諸費用を差し引いた金額を売上として計上し、諸費用は販売費として計上します。
- 借方：販売費及び一般管理費 ￥2,000
- 借方：現金 ￥2,000 (諸費用の現金支出)
- 貸方：売上高 ￥125,000
この場合も、2行の仕訳ではなく3行の仕訳となります。発送諸費用は、T商店の負担であるため、販売費として計上します。
簿記は、最初は複雑に感じるかもしれませんが、一つずつ丁寧に理解していくことで、必ずマスターできます。それぞれの取引の背景を理解し、どの勘定科目に計上すべきかを考えることが重要です。 わからないことがあれば、何度でも復習し、疑問点を解消していきましょう。
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この記事が、あなたの簿記学習の助けになれば幸いです。 継続して学習することで、会計処理のスキルは確実に向上します。頑張ってください！
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