トリマーとしてドッグショーの世界へ挑戦！～プラッキング技術習得から審査員への道～
トリマーとして専門学校卒業後、動物病院→ショップで勤務し、仕入業務にも携わっています。JKCドッグショーの開催や審査員を務めていた講師に憧れ、私も審査員などの活動の幅を広げたいと考えています。しかし、今の職場ではシザーでのトリミングばかりで、プラッキングを経験したことがありません。プラッキングやショーカットの技術を学び、将来的にJKCのハンドラーや審査員になるにはどうすれば良いでしょうか？今年中にJKC会員になり、2年後にはC級トリマーの資格を取得予定ですが、その後どのように活動を進めていけば良いのか悩んでいます。空き時間には動物保護センターでのボランティアも検討しています。何か注意事項があれば教えてください。ライセンスは取得していません。様々な犬種のトリミングやショーカットの練習犬の確保など、学べる場はありますか？
トリマーとしてドッグショーの世界へ挑戦！～プラッキング技術習得から審査員への道～
トリマーとして活躍しながら、ドッグショーの世界でハンドラーや審査員を目指したいという熱い想いを抱いているあなた。シザーワークは得意でもプラッキング未経験、ライセンスも未取得という状況から、JKC審査員という目標達成への道筋は、確かに険しく感じるかもしれません。しかし、諦める必要はありません！この記事では、具体的なステップとアドバイスを通して、あなたの夢の実現をサポートします。
1. プラッキング技術習得：実践と学びの場
プラッキングは、シザーワークとは異なる高度な技術です。まずは経験を積むことが重要です。
- 既存の職場での交渉：現在の職場にプラッキングを経験できる機会があるか相談してみましょう。特定の犬種を扱う機会があれば、先輩トリマーに指導を仰ぐことも可能です。積極的に学びたい姿勢を示すことが大切です。
- 外部セミナー・ワークショップへの参加：JKC公認のセミナーや、経験豊富なトリマーが講師を務めるワークショップに参加しましょう。プラッキングに特化した講座を探し、実践的なスキルを習得できます。費用はかかりますが、技術向上への投資と考えましょう。
- 経験豊富なトリマーへの師事：プラッキングに長けたトリマーを探し、師事をお願いすることも有効です。直接指導を受けることで、より早く、より正確な技術を習得できます。技術指導料などを支払う必要がある場合もあります。
- オンライン学習：近年では、オンラインでプラッキングの技術を学べる動画講座なども増えています。自分のペースで学習を進められるメリットがあります。ただし、実践練習は不可欠です。
成功事例：あるトリマーさんは、動物病院勤務時代に、担当獣医に相談し、プラッキングが必要な犬種の診療に携わることで、実践的な経験を積みました。その後、外部セミナーに参加し、技術をさらに磨いています。
2. ショーカットの練習：練習犬の確保と技術向上
ショーカットは、犬種標準に則った高度な技術です。練習犬の確保が課題となります。
- ブリーダーとの連携：近隣のブリーダーに連絡を取り、練習犬として協力してもらえるか相談してみましょう。ショーを目指す犬のオーナーは、プロのトリマーによる練習を歓迎する場合もあります。練習代を支払うなどの条件を提示する必要があるでしょう。
- ドッグショー参加者へのアプローチ：ドッグショー会場で、練習犬を探していることを積極的にアピールしましょう。ハンドラーやオーナーの中には、練習に協力してくれる人がいるかもしれません。
- 動物保護団体との連携：動物保護センターのボランティア活動を通じて、ショーカットの練習犬となる犬と出会える可能性があります。ただし、保護犬の性格や状態を考慮し、無理強いしないことが重要です。
- ドッグサロンとの連携：他のドッグサロンと協力し、お互いの得意な犬種を練習し合うシステムを作るのも有効です。
専門家の視点：ショーカットは、犬種標準への深い理解と、繊細な技術が求められます。犬種ごとの特徴を理解し、毛質や体型に合わせたトリミングを行うことが重要です。
3. JKC会員とC級トリマー資格取得：着実なステップ
JKC会員とC級トリマー資格取得は、ドッグショーの世界への第一歩です。資格取得後も継続的な学習が不可欠です。
- C級トリマー資格取得後のステップ：C級トリマー資格取得後は、積極的にドッグショーに参加し、経験を積むことが重要です。ハンドラーとして参加することで、ショーカットやプラッキングの技術をさらに磨くことができます。
- 継続的なスキルアップ：JKC主催のセミナーや講習会に参加し、最新の技術や知識を習得しましょう。また、他のトリマーとの交流を通して、技術や情報を共有することも大切です。
- ハンドリング技術の習得：ハンドラーとして活躍するためには、ハンドリング技術の習得も不可欠です。JKC公認のハンドリングセミナーに参加したり、経験豊富なハンドラーに指導を仰ぐことをお勧めします。
4. 動物保護センターボランティア：倫理観と経験の両立
動物保護センターでのボランティア活動は、素晴らしい取り組みです。しかし、保護犬の状況を理解した上で活動する必要があります。
- 保護犬の状態把握：保護犬は、様々な事情を抱えている可能性があります。ストレスを与えないよう、慎重に接することが大切です。無理強いせず、犬のペースに合わせて活動しましょう。
- ボランティア活動とトリミングの両立：ボランティア活動とトリミングの両立は、時間管理が重要です。無理なく続けられる範囲で活動計画を立てましょう。
- 保護犬へのトリミング：保護犬へのトリミングは、専門的な知識と技術が必要です。適切なトリミングを行うことで、保護犬の健康状態の改善にも繋がります。しかし、無理なトリミングは避けるべきです。
5. 審査員への道：経験と知識の積み重ね
JKC審査員になるには、長年の経験と深い知識が必要です。焦らず、着実にステップを踏んでいくことが重要です。
- 豊富な経験：長年に渡り、様々な犬種のトリミングやハンドリングを行い、豊富な経験を積む必要があります。ドッグショーへの継続的な参加は不可欠です。
- 犬種標準への深い理解：各犬種の標準を熟知し、その犬種に合ったトリミングやハンドリングができる必要があります。JKCの犬種標準に関する資料を熟読し、理解を深めましょう。
- JKCへの貢献：JKCの活動に積極的に参加し、貢献することで、審査員への道を切り開くことができます。ボランティア活動や、セミナーへの参加などを検討しましょう。
- 推薦：審査員になるためには、JKC関係者からの推薦が必要となる場合もあります。日頃から積極的にJKCの活動に参加し、関係者との良好な関係を築くことが重要です。
ライセンス取得について：今からライセンス取得に取り組むのは決して遅くありません。年齢や経験は関係なく、情熱と努力があれば、目標を達成できます。まずは、目標を明確にし、計画的に学習を進めていきましょう。
あなたの夢の実現を心から応援しています！