システムエンジニアの仕事内容とプログラミング、給与・労働条件について徹底解説

社会不安障害による体調不良と休職・退職：自己都合退職か会社都合退職か？

社会不安障害のためストレスから体調不良が続いており医者から診断書を書くから会社と相談してみてと言われました。そこで上司に休職したいと相談したところ、〈休職〉だと他の人にも迷惑がかかるし、精神的な病気だと治るまでいつまでかかるかもわかないから一旦退職してはどうかと言われました。そのかわり病気が治ったら再雇用するとのことでした。（でも多分もうここの会社には行きたくない）私は「はい」と答えましたが退職届はまだ出していません。退職届は会社の都合で先月３月２０日付で書いて出してと言われましたがこの話し合いをしたのは４月３日のことです。なので２０日以降に健康保険も使っているし何だか理不尽な感じがしてきました。これは自己都合退職になるのでしょうか？

状況整理と問題点

まず、ご自身の状況を整理してみましょう。あなたは社会不安障害によるストレスで体調不良を訴え、医師から診断書を発行してもらうよう指示されました。上司への休職相談において、会社都合での退職を提案され、あなたは承諾したものの、退職届の提出は未だ行われていません。しかし、会社側は既に3月20日付の退職届を要求しており、これは相談日である4月3日よりも前の日付です。さらに、3月20日以降も健康保険を使用しているため、理不尽さを感じているとのことです。この状況における最大の争点は、退職の意思決定があなた自身によるものなのか、会社からの強い圧力によるものなのかという点です。そして、それが自己都合退職か、会社都合退職かを判断する上で重要な要素となります。

自己都合退職と会社都合退職の違い

退職理由が自己都合か会社都合かで、失業給付の受給資格や、再就職活動への影響が大きく変わってきます。 * 自己都合退職：本人の意思で退職した場合。失業給付の受給には待機期間（3ヶ月）が必要となります。 * 会社都合退職：会社側の都合（解雇、事業縮小、配置転換など）で退職を余儀なくされた場合。待機期間なしで失業給付を受けられます。

あなたのケースは？専門家の視点から分析

あなたのケースでは、会社側から「休職ではなく退職」という提案がなされ、再雇用を約束されているものの、その提案自体に強い圧力を感じます。3月20日付の退職届の要求は、相談日である4月3日より前の日付であり、会社側が既に退職を決定済みであった可能性を示唆しています。労働基準監督署や弁護士などの専門家の意見を総合的に見ると、会社側の提案が、事実上の解雇に該当する可能性があります。再雇用を約束しているとはいえ、その約束が法的拘束力を持つとは限りません。会社が一方的に退職を迫り、あなたがそれに従ったとしても、それは会社都合退職と判断される可能性が高いです。

具体的なアドバイス：行動計画

1. 証拠を確保する：上司との会話内容、メール、LINEなどの記録を全て保存しましょう。これは、後々の紛争解決に役立ちます。 2. 労働基準監督署に相談する：労働基準監督署は、労働問題に関する相談窓口です。あなたの状況を説明し、専門家の意見を聞きましょう。彼らは、あなたのケースが自己都合退職か会社都合退職かを判断する上で、客観的なアドバイスを提供してくれます。 3. 弁護士に相談する：労働問題に詳しい弁護士に相談することで、より法的観点からのアドバイスを受けられます。特に、再雇用に関する約束の法的拘束力や、会社側の行為が解雇に当たるかどうかの判断を得る上で重要です。 4. 退職届の提出を見合わせる：現状では、安易に退職届を提出しない方が賢明です。まずは、労働基準監督署や弁護士に相談し、適切な対応策を検討しましょう。 5. 健康保険の利用について：3月20日以降も健康保険を使用していることについては、問題ないと考えられます。会社都合退職と判断された場合、健康保険の利用に影響はありません。

成功事例：会社都合退職を勝ち取ったケース

過去には、精神疾患を理由に休職を希望した従業員に対し、会社が一方的に退職を迫った事例がありました。その従業員は、労働基準監督署に相談し、医師の診断書、上司とのやり取りの記録などを証拠として提示することで、会社都合退職として認められました。結果、失業給付の受給が可能となり、スムーズな転職活動を行うことができました。

まとめ：行動を起こすことが重要

あなたの状況は、一見自己都合退職のように見えますが、会社からの強い圧力があった点を考慮すると、会社都合退職の可能性が高いです。重要なのは、すぐに結論を出さず、専門機関に相談し、適切な対応策を検討することです。証拠をしっかり確保し、労働基準監督署や弁護士に相談することで、あなたの権利を守り、将来に繋がる適切な行動を取ることができるでしょう。焦らず、冷静に、そして専門家の力を借りながら、一歩ずつ進んでいきましょう。あなたの状況が好転することを心から願っています。