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派遣社員の休業手当請求における内容証明郵便の書き方

派遣社員の休業手当請求における内容証明郵便の書き方

内容証明の書き方内容証明の書き方 私の友人は派遣社員で、東日本大震災以降派遣会社から仕事にこないでくれといわれています。 ですが就業先は直接に影響をうけたわけではないんです。 そこで管轄の労働基準監督署に行き休業手当の対象ということを知りました。 派遣会社に電話で支払いをしてほしいといったのですが、そんなものうちにはないと言われました。 有給休暇もないような会社でおそらくかなり悪質だと思います。 それで派遣会社に労働基準監督署に行って休業手当の対象であることを告げたら 文章で請求してくれといわれました。 それで内容証明を書きたいのですがどのよに書いたらいいのでしょうか? 題名でも迷ってしまいます。 たとえば通知書や休業手当請求書とか、またないようはどうしたらいいのかなどよくわかりません。 詳しい方いたら教えていただけますか? よろしくお願いします

東日本大震災をきっかけに、派遣会社から仕事を紹介されなくなった派遣社員の方からのご相談ですね。労働基準監督署で休業手当の対象であると確認済みとのことですが、派遣会社が支払いを拒否している状況です。内容証明郵便で請求する必要があるとのことですので、具体的な書き方と注意点について解説します。

内容証明郵便の重要性と目的

内容証明郵便は、郵便局が送付内容を証明するサービスです。紛争発生時に、送付内容や送付日を明確に証明する必要がある場合に非常に有効です。このケースでは、派遣会社との間で休業手当の支払いをめぐるトラブルが発生しており、証拠として内容証明郵便を利用することで、後々の紛争解決に有利に働くでしょう。派遣会社が主張を翻したり、証拠隠滅を試みる可能性も考慮すると、内容証明郵便による請求は必須と言えるでしょう。

内容証明郵便の書き方:具体的な手順と例文

1. 宛名と差出人の記載

まず、派遣会社の正式名称と住所、電話番号を正確に記載します。差出人欄には、あなたの友人(請求者)の氏名、住所、電話番号を記載します。誤字脱字がないよう、慎重に記入しましょう。

2. 題名

題名は簡潔に「休業手当請求に関する通知」とするのが適切です。他の例として「休業補償請求に関する通知」「災害関連休業手当請求に関する通知」なども考えられますが、簡潔で内容が明確に伝わるものを選びましょう。

3. 本文

本文は、以下の点を明確に記述する必要があります。

  • 派遣契約の内容:契約期間、業務内容、派遣元の名称などを具体的に記載します。契約書のコピーを添付すると更に信頼性が増します。
  • 震災による業務停止と休業期間:震災発生日、業務停止開始日、業務停止終了日(予定日を含む)を明確に記載します。就業先が直接被災していない点を明確に記述し、派遣会社側の説明責任を問う姿勢を示すことが重要です。
  • 労働基準監督署での確認:労働基準監督署で休業手当の対象であると確認された旨を記載し、その日付や担当者名(可能な範囲で)を明記します。具体的な根拠を示すことで、請求の正当性を高めます
  • 休業手当の請求額:日額、総額を明確に計算し、根拠となる資料(給与明細など)を添付します。計算方法も具体的に説明することで、派遣会社側の反論を減らすことができます。
  • 支払期限:支払期限を明確に設定します。例えば、「本通知書送付日から1週間以内」など具体的な日付を記載します。
  • 法的措置への言及:支払いが行われない場合、どのような法的措置をとるのかを明確に示します。例えば、「期日までに支払いが確認できない場合は、弁護士に相談の上、訴訟を含む法的措置を検討せざるを得ない」といった記述を加えることで、派遣会社に強い圧力をかけることができます。

例文:

〇〇派遣会社 御中

休業手当請求に関する通知

〇〇年〇月〇日

私は、貴社と〇〇年〇月〇日から〇〇年〇月〇日までの期間、派遣契約を締結し、〇〇株式会社にて〇〇の業務に従事しておりました。東日本大震災発生後、貴社から一方的に業務停止を指示され、現在に至るまで仕事の紹介を受けておりません。就業先である〇〇株式会社は直接的な被害を受けておらず、業務停止の理由が不明瞭です。

その後、管轄の〇〇労働基準監督署に相談した結果、休業手当の対象となる旨の確認を得ました。(〇〇年〇月〇日 担当者:〇〇)。つきましては、下記の通り休業手当の支払いを請求いたします。

【請求内容】

  • 休業期間:〇〇年〇月〇日~〇〇年〇月〇日
  • 日額:〇〇円
  • 総額:〇〇円

上記金額を、本通知書送付日から1週間以内に、下記口座にお振込みください。期日までに支払いが確認できない場合は、弁護士に相談の上、訴訟を含む法的措置を検討せざるを得ないことを予めご承知おきください。

以上

〇〇〇〇(友人氏名)

〇〇〇〇(住所)

〇〇〇〇(電話番号)

4. 証拠書類の添付

契約書のコピー、給与明細、労働基準監督署からの確認書類などを添付します。証拠となる書類は全てコピーではなく原本を添付するべきです。

5. 郵便局での手続き

内容証明郵便として郵便局で手続きを行い、控えを必ず受け取ってください。控えは、紛争発生時の重要な証拠となります。

専門家への相談

内容証明郵便の作成は、法律的な知識が必要となるため、弁護士や労働問題に詳しい専門家への相談が推奨されます。特に、複雑なケースや、派遣会社が強硬な態度をとる場合は、専門家のアドバイスを受けることで、より効果的な対応が可能になります。

成功事例

過去には、内容証明郵便を送付することで、派遣会社から休業手当の支払いが行われた事例が多数あります。特に、労働基準監督署での確認結果を明確に示し、法的措置への言及を明確にすることで、派遣会社側が対応を検討する可能性が高まります

まとめ

内容証明郵便は、派遣会社との紛争において、あなたの友人の権利を守るための重要な手段です。正確な情報と証拠を基に、丁寧な文章を作成し、法的措置への言及も明確にすることで、休業手当の支払いを促すことが期待できます。しかし、複雑なケースや、派遣会社との交渉が難航する場合は、弁護士などの専門家への相談を検討することをお勧めします。

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