看護師を目指したい高校2年生のための進路相談

看護師になりたいと思っている高校２年生です。看護師になって人の力になりたいと思っているものの、夜勤がしたくないという思いが強いです。いまは高校で商業中心の勉強をしていて卒業後看護の専門学校に行く予定なのですが、そのような気持ちでなるべきものではないのか心配に思っています。専門学校の卒業後の就職先には、大きな病院しか書いてありませんが、実際は夜勤がないような職場もあるのでしょうか？あと、最近保健師にも興味を持ち始めたのですが就職は難しいとありましたし、私が行く専門学校ではその資格を取れないみたいです。大学も近くにあるのですが、学力的に難しいかもしれない…と先生からも言われています。専門学校から保健師の専門学校に行けば資格が取れるのでしょうか？それとも、大学に編入するという形なのですか？最近思い立った事で知らない事ばかりなので色々教えて下さい。また、看護師、保健師のように、人の役に立てる上に、夜勤がないといった職業はありますか？質問ばかりでごめんなさい。

夜勤のない看護師の仕事はありますか？

看護師を目指されている高校2年生の方、進路について悩まれているんですね。夜勤がしたくないという気持ち、とてもよく分かります。多くの看護師が夜勤勤務を抱えています。しかし、夜勤がない、もしくは夜勤が少ない職場は存在します。

クリニックや診療所：病院と比べて規模が小さいため、夜間診療を行わないところが多く、夜勤の必要性が低い傾向にあります。比較的、ワークライフバランスを重視しやすい環境です。
訪問看護ステーション：患者さんのご自宅を訪問して看護を行うため、夜勤は少ないか、または全くありません。患者さんとの深い関わりを築き、じっくりとケアできる点が魅力です。
健診センターや学校保健室：健康診断や学校での健康管理が主な業務となるため、夜勤はありません。予防医療に携わりたい方に向いています。
企業内保健室：企業に常駐し、従業員の健康管理を行う仕事です。夜勤はなく、安定した勤務体制が期待できます。
介護施設：一部の介護施設では、看護師の夜勤体制が整っているところもあります。しかし、病院と比較すると夜勤の頻度は少なく、日勤のみの勤務を希望できる可能性もあります。

専門学校の就職先リストに大きな病院しか掲載されていないからといって、夜勤のない職場がないとは限りません。積極的に求人情報を探したり、就職活動時に希望を伝えることが重要です。就職活動の際には、「夜勤なし」「日勤のみ」といったキーワードで検索し、条件に合う求人を探してみましょう。

保健師への道筋

保健師への関心も高まっているとのこと。保健師は、公衆衛生に携わる専門職で、地域住民の健康増進や疾病予防に貢献します。魅力的な職業ですが、資格取得には一定のハードルがあります。

ご質問の専門学校から保健師の資格を取得する方法ですが、直接、保健師の専門学校へ進むことはできません。まず、看護師国家試験に合格し、看護師免許を取得する必要があります。その後、大学院や大学で保健師課程を修了することで保健師資格を取得できます。

大学への編入：高校卒業後に看護専門学校に進学し、卒業後に大学へ編入するという方法があります。編入試験は難易度が高いですが、学力向上に努め、大学で保健師課程のある大学を目指しましょう。大学によっては、看護師経験を積んでからの編入を推奨しているところもあります。
大学院への進学：看護師免許を取得後、大学院で保健師課程を修了する方法です。大学院は、より高度な専門知識を習得できる機会となります。

先生から学力的に大学進学が難しいと言われたとのことですが、諦めるのはまだ早いです。まずは、現在の学力を把握し、大学進学に必要な学力を身につけるための学習計画を立てましょう。予備校に通ったり、個別指導を受けたりするのも有効です。目標を定め、計画的に努力すれば、必ず道は開けます。

夜勤のない、人の役に立てる職業

看護師や保健師以外にも、夜勤がなく、人の役に立てる職業は数多く存在します。

医療事務：医療機関で、受付や会計、医療事務処理などを行います。患者さんとの接点も多く、医療現場を支える重要な役割を担っています。
薬剤師：薬局で、薬の調剤や服薬指導などを行います。患者さんの健康を守るために、専門的な知識と技術が求められます。
理学療法士・作業療法士：病院やリハビリ施設で、患者さんのリハビリテーションを行います。患者さんの機能回復をサポートするやりがいのある仕事です。
言語聴覚士：病院や福祉施設で、言語やコミュニケーションに障害のある方のリハビリテーションを行います。患者さんの生活の質の向上に貢献します。
保育士：保育園や幼稚園で、子どもたちの保育を行います。子どもたちの成長を支える、やりがいのある仕事です。
社会福祉士：福祉施設や相談機関で、生活に困っている人々の支援を行います。社会貢献度の高い仕事です。

これらの職業は、国家資格や専門資格が必要なものが多くあります。それぞれの資格取得に必要な条件や難易度を調べ、自分に合った職業を選択することが重要です。

成功事例と専門家の視点

ある看護師の事例を紹介します。彼女は、大学卒業後、大きな病院で勤務していましたが、夜勤の負担に耐えきれず、3年後に訪問看護ステーションへ転職しました。訪問看護では、夜勤がなく、患者さんとじっくり向き合うことができ、やりがいを感じながら働けていると語っています。これは、自分のキャリアプランを明確に持ち、積極的に行動することで、理想の働き方を実現できることを示す好例です。

キャリアカウンセラーの視点から見ると、高校2年生の段階で将来のキャリアについて深く考えることは非常に重要です。自分の価値観や能力を理解し、将来のビジョンを明確にすることで、後悔のない進路選択ができます。進路相談やキャリアカウンセリングを受けることで、客観的な視点を得ることができ、より良い選択をすることができます。

大切なのは、自分の気持ちに正直になることです。夜勤がどうしてもできないのであれば、夜勤のない職場を探す、あるいは夜勤が少ない職種を選ぶという選択肢も十分にあり得ます。「人の役に立ちたい」という強い気持ちを忘れずに、自分に合った働き方を見つけ出してください。

まずは、看護師の仕事内容や、様々な職場の雰囲気を詳しく調べることから始めましょう。病院だけでなく、クリニック、訪問看護ステーションなど、様々な医療機関の見学や体験に参加してみることをお勧めします。そして、自分の適性や興味をじっくりと見極め、後悔のない進路選択をしてください。

コメントするコメントをキャンセル

お役立ちコンテンツ

転職体験談

転職ノウハウ

転職コラム