賃金未払い問題と違法な業務命令：従業員の法的権利と対応策

賃金不払いで訴えられた社長の尻拭い今の職場に来て1年3ヶ月経ちます。最初に聞いていた話と違い、給料もまともに払われず、今月で未払い給料が11か月分も溜まっています。今月末か来月頭に融資のお金が入るので、そこから一括で払ってもらうことになったのですが、問題はそれだけじゃないのです。事務仕事をしているのですが、社長が以前従業員に給料を払わなかったことで訴えられており、その裁判で提出すべき書類を「自分はパソコンが使えないから」という理由で私に用意させるのです。書類には決まった形式があるのでそれを探して、決められた期日に用意するのです。それを通常業務と同時進行で。ちなみに私は法律系の資格など持っておりません。弁護士に頼めば早いのですが、恐らくそのお金を惜しんでいるのでしょう。従業員にさせればタダで、その上ミスがあっても責任を私1人に擦り付けることが出来るのですから。最近では上告の提起・上告受理の申立て・特別抗告の提起・抗告許可申立ての手続きもやりました。後はそれぞれの理由書を用意しなければなりません。過去の判例や該当する法律まで調べなくてはなりません。従業員がここまでする必要があるのでしょうか？本人は「早く用意して」とだけ言ってあとは放置です。ウンザリしてます。明らかに逸脱した業務命令ではないのでしょうか？ちなみに社則に「社長の裁判の手続きが業務に含まれる」なんてありません。補足融資に関しては手続きに直接関わっているため、入ってくるのは確実だと分かります。なので入ったら何よりも先に未払い分を全額支払わせ、それからすぐ辞めるつもりです。未払いが続いているのに辞めなかったのは、働いた分くらい回収してから辞めたかったからです。すぐ辞めて、貰う権利すら放棄して泣き寝入りなんてしたくありませんし。一番腹立たしいのは業務内容です。これは合法的な業務の範囲なのかということです。

1. 賃金未払い問題：あなたの権利と法的措置

長期間に渡る賃金未払い（11ヶ月分）は、労働基準法違反です。これは深刻な問題であり、決して黙認すべきではありません。あなたは、未払い賃金の請求権を有しています。 社長の融資が実行されたら、すぐに全額の支払いを求めましょう。支払いが拒否された場合、労働基準監督署への相談、あるいは弁護士への相談を強くお勧めします。

労働基準監督署への相談：未払い賃金の請求、是正勧告などを求めることができます。監督署は、企業に対し是正を促す権限を持っています。
弁護士への相談：弁護士は、あなたの権利を保護し、未払い賃金の回収、さらには損害賠償請求などの法的措置を支援します。初期相談は無料の弁護士事務所も多いので、まずは相談することをお勧めします。
訴訟：最終手段として、裁判を起こすことも可能です。裁判では、未払い賃金に加え、遅延損害金なども請求できます。

2. 違法な業務命令：社長の裁判書類作成の強制

社長の裁判書類作成を強制されている状況は、明らかにあなたの業務範囲を超えています。社則に記載がないことはもちろん、一般的な事務職の業務範囲からも逸脱しています。法律知識のない従業員に、裁判に必要な書類作成を強いることは、違法な業務命令と言える可能性が高いです。

業務命令の範囲：雇用契約書や就業規則を確認し、あなたの業務範囲を確認しましょう。それ以外の業務を強制された場合、拒否する権利があります。
違法性の指摘：社長に、この業務があなたの業務範囲外であることを明確に伝え、拒否する意思を示しましょう。証拠として、メールやメモを残しておくことが重要です。
労働基準監督署への相談：違法な業務命令についても、労働基準監督署に相談できます。監督署は、企業に対し是正を促す権限を持っています。

3. 成功事例と専門家の視点

過去には、同様のケースで、従業員が労働基準監督署や弁護士を通じて、未払い賃金の全額回収に成功した事例が多数あります。また、違法な業務命令を強いた企業が、行政指導や罰金処分を受けた事例もあります。 専門家（弁護士）の視点：弁護士は、労働法に精通しており、あなたの状況を正確に判断し、最適な解決策を提案してくれます。未払い賃金だけでなく、違法な業務命令による精神的苦痛に対する損害賠償請求も検討できます。

4. 具体的なアドバイス：あなたの行動計画

1. 証拠の確保：未払い賃金の明細書、業務命令に関するメールやメモ、社長とのやり取りの記録などを全て保管しましょう。これらは、後の請求や訴訟において重要な証拠となります。 2. 労働基準監督署への相談：まずは労働基準監督署に相談し、状況を説明しましょう。相談は無料です。監督署は、あなたの権利を保護するための適切なアドバイスをしてくれます。 3. 弁護士への相談：労働基準監督署のアドバイスを参考に、弁護士への相談を検討しましょう。弁護士は、あなたの権利を法的にもっとも効果的に保護するための適切なアドバイスと行動をサポートしてくれます。 4. 融資実行後の対応：融資が実行されたら、すぐに未払い賃金の全額支払いを請求しましょう。支払いが拒否された場合は、すぐに弁護士に相談し、法的措置を検討しましょう。 5. 退職：未払い賃金が支払われたら、すぐに退職しましょう。退職届を提出する際には、未払い賃金の受領を確認した旨を記載しましょう。

5. まとめ：あなたの権利を主張しましょう

長期間の賃金未払い、そして違法な業務命令は、決して許される行為ではありません。あなたは、労働者として、法的保護を受ける権利があります。ためらわずに、労働基準監督署や弁護士に相談し、あなたの権利を主張しましょう。 泣き寝入りせず、適切な対応を取ることで、あなた自身の権利を守り、そして将来の労働環境の改善に繋がる可能性があります。あなたの状況を改善するために、積極的に行動を起こすことを強くお勧めします。

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