月の休みが1～2日、残業も多く休日も不確定…ブラック企業からの脱出と労働基準法違反への対処法

彼の会社なんですが、月の休みが1日から2日です。基本的には日曜が休みになっています。しかし、実際には月に2日休みがあるか無いか。朝は早く6時には会社に出勤し、最近は少し早くなり19時頃に退社。力仕事なので、仕事終わったら早く帰らせてあげればいいのに社長は仕事とは関係のない世間話を1・2時間し社員を気づかう事は無し。そして、いろんな雑務を疲れて帰ってきた社員にさせます。社員の事なんて何も考えてないです。毎週前日ぐらいにならないと日曜が休みなのかすら分からず予定も立てられない。さすがに、こんな会社続けるのは無理なので5月から新しい会社に行くんですけど…で、聞きたいのは労働基準方に違反してますよね？タイムカードはそこの会社にはありません。労働基準監督所に言うには、自分でタイムカードみたいなのを作成して出社、退社の時刻を書いても証拠となりますか？労働基準監督所に言っても、たいして変わらないですか？まだその会社で働いている他の社員に迷惑かかる事はないですか？

長時間労働、休日出勤、残業代未払い…このような状況は、残念ながら多くの労働者が経験する深刻な問題です。この記事では、質問者様の状況を踏まえ、労働基準法違反の可能性、証拠の確保方法、労働基準監督署への相談、そして他の社員への影響について解説します。

1. 労働基準法違反の可能性

質問者様の記述からは、以下の点で労働基準法違反の可能性が非常に高いと言えます。

法定労働時間超過：1日の労働時間が13時間以上に及ぶ可能性があり、労働基準法で定められた法定労働時間（1日8時間、週40時間）を大幅に超過しています。
休日不足：月1～2日の休日では、労働基準法で定められた週1日の休日（週40時間未満の場合は、週2日以上の休日）を満たしていません。
残業代の未払い：法定労働時間を超える残業に対して、残業代が支払われていない可能性が高いです。タイムカードがないことは、残業代の未払いを助長する大きな要因です。
不確実な休日：前日にならないと休日の有無が分からず、プライベートな予定を立てられない状況は、労働者の生活を著しく阻害するものです。

これらの状況は、労働者の健康と生活を著しく損なう可能性があり、重大な労働基準法違反に該当する可能性があります。

2. 証拠の確保方法

タイムカードがない場合でも、証拠を確保することは可能です。以下のような方法で記録を残しましょう。

自作タイムカードの作成：質問者様がおっしゃるように、毎日出勤時刻と退勤時刻を正確に記録したメモや表を作成しましょう。日付、出勤時刻、退勤時刻、休憩時間などを詳細に記録し、できれば証人となる同僚の署名も得られるとより効果的です。デジタルデータとして保存するのも有効です。
勤務内容の記録：毎日どのような業務に従事したかを記録しておきましょう。特に、残業時間につながる業務内容を詳細に記録することで、残業代の請求根拠となります。
メールやチャットの記録：上司からの指示や、業務に関するやり取りを記録しておきましょう。これらは、残業の指示や、休日出勤の強要があったことの証拠となります。
証人確保：同じ職場に勤務する同僚に、状況を証言してもらうことは非常に重要です。ただし、証言を求める際には、相手への配慮も忘れずに。

これらの記録は、労働基準監督署への相談、あるいは裁判において重要な証拠となります。記録は正確で、改ざんされていないことを証明できる形で保存することが重要です。

3. 労働基準監督署への相談

自作のタイムカードなどの証拠を基に、労働基準監督署へ相談することをお勧めします。労働基準監督署は、労働基準法違反を調査し、是正勧告を行う機関です。相談は匿名でも可能です。

相談窓口への連絡：お住まいの地域の労働基準監督署に電話またはメールで相談しましょう。
証拠の提出：作成したタイムカードやその他の証拠を提出することで、調査をスムーズに進めることができます。
相談内容の記録：相談内容と、担当者からの回答を記録しておきましょう。

労働基準監督署の調査によって、会社に是正勧告が出され、残業代の支払いや、労働時間・休日の改善が求められる可能性があります。

4. 他の社員への影響

労働基準監督署への相談によって、他の社員に迷惑がかかることを心配する気持ちは理解できます。しかし、違法な労働条件を放置することは、他の社員にとっても大きな損失となります。相談によって、他の社員も同様の待遇改善を求めるきっかけになる可能性もあります。

匿名での相談も可能であることを考慮すると、直接的な迷惑は少ないと考えられます。ただし、相談する際には、自分の身を守るためにも、証拠をしっかりと確保し、相談内容を記録しておくことが重要です。

5. 成功事例と専門家の視点

過去には、タイムカードがない状況でも、従業員が綿密な記録と証言によって、未払い残業代の請求に成功した事例があります。弁護士などの専門家への相談も有効です。専門家は、労働基準法に関する深い知識を持ち、適切なアドバイスとサポートを提供してくれます。特に、複雑なケースや、会社との交渉が必要な場合は、専門家の力を借りることを検討しましょう。

6. まとめ：新しい職場へ、そして未来へ

5月から新しい会社へ転職されるとのこと、心から良かったと思います。新しい職場では、労働条件をしっかりと確認し、働きやすい環境を選ぶようにしましょう。今回の経験を活かし、自分自身の権利をしっかりと守り、健康で充実したワークライフバランスを実現してください。

重要なのは、自分自身の権利を主張すること、そして、違法な労働条件を放置しないことです。 労働基準監督署への相談は、あなた自身のためだけでなく、同じような状況で苦しんでいる他の労働者にとっても、大きな力となるでしょう。

コメントするコメントをキャンセル

お役立ちコンテンツ

転職体験談

転職ノウハウ

転職コラム