老人ホーム4月イベント企画：30名規模の屋内レクリエーションアイデア集
老人ホーム4月イベント企画：30名規模の屋内レクリエーションアイデア集
老人ホームで働いています。4月に行事をすることになりました。屋内でできる春らしいいいアイデアを頂きたいです！花見はまた別でやることになったので、花見以外でお願いします。食堂でやろうと思っています。人数は30人弱です。しっかりした方から、やや認知症の方もみえます。レクリエーションや、春らしい小物作り、それと合わせて春らしい食べ物を提供することもできます（餅や団子系はＮＧ）。いいアイデアがあればどんなものでもかまいません！私が今考えているのは食べ物についてはさくらの塩漬けを細かく切り、ホットケーキの生地をゆるめにつくり、その生地に葉を混ぜ込んで焼いてあんを巻いて、あん巻きにして緑茶と一緒に提供するとか…食べ物は最後に食べて頂くとして、メインが思い浮かびません…思い浮かぶのは造花でなにか作るとか…具体的な考えまでまとまりません…同じ介護の仕事をしてみえる方でこんなことをしたよ！介護したことないけど、こんなことしてあげたらお年寄りは喜ぶんじゃないかな！など、ささいなことでもかまいません！わたしも色々考えたいと思うので、より良い計画が出来るよう力をお貸しください！お願いします！
春爛漫！老人ホーム向け屋内イベントアイデア
4月開催の老人ホーム向け屋内イベント、楽しみですね！30名弱の利用者様、認知症の有無に関わらず楽しめる企画をご提案します。花見以外の春らしい企画として、以下のようなアイデアが考えられます。
1. 五感を刺激する春の香り体験
- 春の香りのアロマテラピー：ラベンダーやローズマリーなど、リラックス効果のある春の香りのアロマオイルを使用し、穏やかな雰囲気を演出します。認知症の方にも優しい刺激となります。
- 春のハーブティー試飲会：カモミールやペパーミントなど、春のハーブティーを数種類用意し、香りや味の違いを楽しみながら、参加者同士の交流を促進します。ハーブの効能についても簡単に説明することで、学びの要素も加えられます。
- 春の草花を使った香り袋作り：乾燥させたミモザやラベンダー、ローズマリーなどのハーブを小さな布袋に詰め、オリジナルの香り袋を作ります。完成した香り袋を持ち帰ってもらうことで、イベントの思い出を長く楽しめます。
2. 手軽に楽しめる春の工作
- 折り紙で春のモチーフ：チューリップや桜、ちょうちょなど、簡単な折り紙で春のモチーフを作成します。折り方の難易度を調整することで、様々な能力レベルの参加者に対応できます。完成した作品は、お部屋に飾ったり、持ち帰ったりできます。
- 押し花を使ったコースター作り：春の野草や花を押し花にして、コースターを作ります。事前に押し花を用意しておけば、作業時間も短縮できます。個性を発揮できる自由工作なので、創造性を刺激します。
- 桜の塩漬けを使った簡単スイーツデコレーション：ご提案いただいた桜の塩漬けを使ったホットケーキに加え、市販のクッキーやマフィンに桜の塩漬けやエディブルフラワーを飾り付けする簡単なデコレーションもおすすめです。完成したスイーツは、その場でみんなで味わえます。
3. 思い出を共有するレクリエーション
- 春の思い出写真館：過去の春に関する写真や映像を上映し、参加者同士で思い出を共有する時間を作ります。懐かしい思い出話で盛り上がり、笑顔あふれる時間になるでしょう。写真や映像は事前に参加者から提供してもらうか、施設で用意しましょう。
- 春の歌声喫茶：春の歌謡曲や童謡などをみんなで合唱します。歌詞カードを用意したり、簡単な振り付けを取り入れることで、より参加しやすくなります。音楽は認知症の方の記憶や感情を呼び覚ます効果も期待できます。
- 春の俳句・短歌創作：春の季語を用いた俳句や短歌を創作するワークショップを開催します。専門家の指導を仰ぐことで、より質の高い作品作りを支援できます。完成した作品は、施設内に掲示したり、冊子にまとめたりして、参加者の作品を称えましょう。
4. 春らしい食事で五感を満たす
桜の塩漬けを使ったホットケーキは素晴らしいアイデアです！それに加えて、
- 春の野菜を使ったミネストローネ：彩り豊かで、季節感あふれるミネストローネは、野菜の甘みと旨みが凝縮された、身体にも優しい一品。春の野菜をふんだんに使用することで、食育にも繋がります。
- 菜の花と桜エビの和え物：春の旬な菜の花と桜エビを使った和え物は、見た目も美しく、春の訪れを感じさせる一品。シンプルながらも、素材の味が活かされた、上品な味わいです。
- いちごのムース：甘酸っぱいイチゴを使ったムースは、デザートとして最適。見た目も可愛く、老若男女問わず人気があります。アレルギー対応の食材を使用するなど、配慮も大切です。
成功事例：音楽療法を取り入れた春イベント
ある老人ホームでは、音楽療法士を招いて、春の音楽会を開催しました。参加者たちは、懐かしい歌謡曲に合わせて歌ったり、楽器を演奏したりと、音楽を通して心身のリラックスと活気を取り戻しました。音楽療法は、認知症の方の症状改善にも効果があるとされています。
専門家からのアドバイス：参加者の状況に合わせた企画を
介護福祉士である山田先生によると、「イベント企画は、参加者の身体状況や認知機能を考慮することが大切です。無理のない範囲で、参加者全員が楽しめる企画を立てることが重要です。」とのことです。参加者の状態に合わせて、作業時間や活動内容を調整し、安全に配慮したイベント運営を心がけましょう。
まとめ：参加者と作り上げる、最高の春イベントを
今回ご紹介したアイデアはあくまで参考です。参加者の皆様の個性や好みに合わせて、柔軟に企画内容を調整することが大切です。 スタッフの皆様と協力し、参加者の方々と共に作り上げる、最高の春イベントにしていきましょう！