正社員から自主退社を迫られている場合の対処法

正社員で勤務期間約2年です。今自主退社を求められそうになっています。会社は正社員3人、子持ちの女性と、独身の男性と私です。正社員で勤務期間約2年です。今自主退社を求められそうになっています。会社は正社員3人、子持ちの女性と、独身の男性と私です。私は母子家庭で小さい子供がいるため、子供が体調を崩したり、保育園の行事等で休みがちになってしまっているのですが、もう一人の子持ちの女性も同じですので、正社員3人で協力して仕事を回していました。しかし去年の11月頃、社長から突然、休みが多いからパートになってくれ、それが嫌なら辞めてほしいと言われました。それはもう一人の女性も一緒じゃないかと思ったのですが、彼女は勤務期間4年なので、彼女ではなく私がターゲットにされたみたいです。でも突然パートと言われ、しかもパートだから暇なときは来なくていいし、途中で帰ってもらうこともあるとも言われ、それでは生活が成り立たないと恐怖にかられ少し考える時間をもらいました。しかし他の社員が私にいてもらわないと困ると訴えてくれて、なんとか正社員のままでいられるようになりました。その時に、もう一人の女性は休んでも家で仕事ができる環境があるけど君はＰＣもないしできないとか、休んだら土日出勤してその分を埋めろとか言われたので、人からお金を借りて家で仕事ができる環境にしました。土日も数回ですが、出れる時は出勤していました。しかし昨日社長が、やっぱり私はいらないと言い出したと他社員から聞きました。2月と3月に子供が体調崩し、各々一週間出社できませんでした。いざ出勤できると思ったら、あの大地震が起きました。その影響で電車は動かず、更に保育園も休園となってしまい、また出社困難な状況に陥ってしまったのです。様々な事が重なった結果、社長の中でやっぱりいらないとなったようです。先日休んだ時、自宅で仕事をしますと言ったら、税理士の先生に聞いたら自宅に仕事を持ち込むのは違法だと言われたからやらなくていいと突然言われたり、他の社員には、私が休んでいる間、私の担当の客から休んでばかりで困るとクレームが社長に入り、直々に謝りに行ったとも言っているそうです。でもお客に確認をしたらそんな事実はないと･･･とにかく私を辞めさせる理由作りに必死みたいです。確かに休みがちですが、実際会社全体の仕事量の半分近くは私がやっていますし、以前指摘されたこともやるようにしてきたのに納得いきません。社長は解雇はせず、自主退社をさせようと考えている様なのですが、非常に不利な条件のパートか辞めるかを選べと言われたらどう答えればいいでしょうか?自主退社は絶対にしたくありません。

状況整理と法的観点からの検討

まず、現状を整理しましょう。あなたは正社員として2年間勤務し、仕事量の半分近くを担っているにも関わらず、育児による休みの多さを理由に、不利な条件のパートへの転換、もしくは退職を迫られています。社長は解雇を避け、自主退社を誘導しようとしているようです。これは、労働基準法の観点から問題となる可能性があります。解雇には、正当な理由が必要であり、育児休暇取得や育児による欠勤を理由とした解雇は、不当解雇に該当する可能性が高いです。特に、あなたの場合、仕事への貢献度が高く、他の社員もあなたの存在を必要としている点を考慮すると、解雇の正当性はさらに薄くなります。さらに、社長の発言の中には、事実と異なる情報に基づいたもの（顧客からのクレームなど）が含まれている可能性があり、これはパワハラに該当する可能性も否定できません。

具体的な対応策

自主退社は避けたいとのことですので、以下の対応策を検討しましょう。

証拠の収集：これまでの勤務状況、仕事量、社長とのやり取り（メール、メモなど）、顧客からのクレームに関する証拠を全て集めましょう。特に、社長の言動がパワハラや不当解雇に該当する可能性がある証拠は、しっかりと残しておくことが重要です。録音や録画も有効な手段ですが、事前に法律を熟知した専門家に相談し、違法性がないことを確認しましょう。
労働基準監督署への相談：状況証拠が揃ったら、労働基準監督署に相談しましょう。彼らは専門家として、あなたの状況を客観的に判断し、適切なアドバイスや指導をしてくれます。不当解雇やパワハラに該当する可能性があれば、調査を行い、会社に対して是正勧告を行うこともあります。
弁護士への相談：労働問題に詳しい弁護士に相談することも重要です。弁護士は、あなたの権利を保護し、会社との交渉や訴訟などの法的措置をサポートしてくれます。弁護士費用が心配な場合は、法律相談支援センターなどの利用も検討しましょう。
パートへの転換条件の再交渉：もし、どうしてもパートへの転換を迫られる場合、労働条件（給与、勤務時間、休日など）について、再交渉を試みましょう。生活が成り立たないような不利な条件であれば、受け入れる必要はありません。弁護士に相談しながら、適切な条件を提示し、交渉を進めていきましょう。
退職勧奨の記録を残す：社長から退職を迫られた事実、その内容、日付などを詳細に記録しておきましょう。これは、今後の交渉や訴訟において重要な証拠となります。

成功事例と専門家の視点

過去の判例では、育児を理由とした解雇が無効とされたケースが多数あります。特に、仕事への貢献度が高く、会社に損害を与えていない場合、解雇は認められにくい傾向にあります。労働問題に詳しい弁護士の先生によると、「育児と仕事の両立は、企業の社会的責任でもあります。企業は、従業員が安心して仕事と育児を両立できるよう、柔軟な働き方を支援する必要があります。一方的な退職勧奨や、不当な労働条件の変更は、労働基準法違反に該当する可能性があります。」とのことです。

具体的なアドバイス

* 冷静さを保つ：感情的な対応は避け、客観的な事実を基に、対応しましょう。 * 記録を徹底する：全てのやり取りを記録し、証拠として保存しましょう。 * 専門家の力を借りる：一人で抱え込まず、労働基準監督署や弁護士などの専門家に相談しましょう。 * 交渉の際には、具体的な数字を提示する：曖昧な表現ではなく、具体的な数字（給与、勤務時間など）を提示することで、交渉を有利に進めることができます。あなたの状況は、決してあなただけの問題ではありません。多くの働く母親が、同じような困難に直面しています。専門家の力を借りながら、冷静に対処し、あなたの権利を守りましょう。

まとめ

正社員として会社に貢献してきたにも関わらず、育児を理由に不当な扱いを受けている状況は、非常に辛いものです。しかし、法律の知識と専門家のサポートを得ることで、状況を改善できる可能性はあります。焦らず、一つずつ対応を進めていきましょう。あなたの権利を守るために、積極的に行動を起こすことをお勧めします。

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