就職活動中の自己PR添削依頼と、チームワークを活かした仕事への取り組み方
就職活動中の自己PR添削依頼と、チームワークを活かした仕事への取り組み方
私就職活動中の大学３年生です。
お忙しい中、突然の回答依頼で大変恐縮でございますが、よろしければ自己PRの添削をお願いできないでしょうか。
よろしくお願い申し上げます。
私は自ら周囲に働きかけ、協力し合い目標に向かいます。
三年時に履修したグループ研究の授業では、班員が就職活動で忙しく全くやる気がない状態でした。当初の研究方法はそれぞれの家族２，３人にインタビューを行うといったやり方で、「正確なデータを得られないのではないか」と疑問を抱きました。そこで、まず班員のやる気を上げるために、就職活動においても参考となる研究テーマに変更する提案をし、研究方法を見直しました。そして周囲に強制せず街頭アンケートを行っていると、周りも進んで参加してくれるようになり約８０人の方に協力して頂けました。また、活動内容をまとめた動画を全員で作成しインターネット上に投稿することで、約４００人の方から意見を頂くことができました。その結果、全部で５００人程の意見を得ることができ、発表の際周囲から「素晴らしい内容だった」と評価を頂きました。
貴社においても、部署の方々とチーム一丸となり壁を乗り越えていきます。
自己PRの添削と改善点
大学3年生の就職活動における自己PR、素晴らしい経験に基づいた内容ですね。しかし、企業が求める「具体的で効果が明確な自己PR」にするには、いくつかの改善が必要です。現状の記述では、行動の結果しか述べられておらず、企業が知りたい「あなた自身の能力や強み」が明確に伝わってきません。
- 現状の課題：行動の記述に偏っており、そこから何が学べたのか、どのような能力が身についたのかが不明確です。
- 改善点：STAR法を用いて、具体的な状況（Situation）、課題（Task）、行動（Action）、結果（Result）を明確に記述しましょう。さらに、その経験から得られた学びや、活かせる能力を明確に示すことが重要です。
例えば、グループ研究のエピソードをSTAR法で書き直すと以下のようになります。
STAR法を用いた自己PR例
Situation（状況）：3年次のグループ研究で、就職活動が本格化し、班員のやる気が低下。当初の家族へのインタビュー調査では、サンプル数が少なく、正確なデータの取得が困難と判断しました。 Task（課題）：モチベーションの低下した班員を巻き込み、信頼性の高いデータを効率的に収集し、研究を成功させる必要がありました。 Action（行動）：
- 就職活動にも役立つ、より現実的なテーマへの変更を提案しました。具体的には、〇〇に関するアンケート調査に変更することで、班員の関心を高める工夫をしました。
- 班員に強制するのではなく、街頭アンケートのメリットを説明し、自主的な参加を促しました。その結果、約80名の方から協力を得ることができました。
- アンケート結果を分かりやすくまとめた動画を作成し、インターネット上に公開することで、さらに約400名の方から意見を収集しました。
- 動画作成においては、班員それぞれの得意分野を活かし、役割分担を明確にすることで、効率的な作業を進めました。
Result（結果）：合計500名以上の意見を収集し、質の高い研究成果を発表することができました。発表後、教授や他の班員から「素晴らしい内容だった」と高い評価を受けました。この経験を通して、目標達成のためには、周囲の協力を得ながら、効率的な計画と実行が重要であることを学びました。また、困難な状況でも、積極的に課題解決にあたり、チームをまとめ、成果を出す力を身につけることができました。
自己PRにおける重要なポイント
企業は、あなたのスキルや経験だけでなく、「あなたの人となり」を知りたいと考えています。自己PRでは、以下の点を意識しましょう。
- 具体的なエピソード：抽象的な表現ではなく、具体的な数値やエピソードを用いて説明しましょう。
- 成果と具体的な数値：どのような成果を上げたのか、具体的な数値を用いて示すことで、説得力を高めます。
- あなた自身の強み：エピソードを通して、あなたの個性や強みを明確に伝えましょう。例えば、リーダーシップ、問題解決能力、コミュニケーション能力などです。
- 企業との関連性：企業の理念や求める人物像と、あなたの強みや経験を結びつけて説明しましょう。企業研究は必須です。
- 熱意と誠実さ：あなたの熱意と誠実さが伝わるように、言葉を選び、丁寧に書きましょう。
チームワークを活かした仕事への取り組み方
貴社の求める人物像を理解した上で、チームワークを活かした仕事への取り組み方を具体的に記述することが重要です。
- コミュニケーション能力：チームメンバーとの円滑なコミュニケーションを図るための具体的な行動を記述しましょう。例えば、定期的なミーティングの実施、意見交換の場を設けることなどです。
- 協調性：チームメンバーと協力して目標達成を目指す姿勢を示しましょう。互いに尊重し合い、助け合う具体的なエピソードを記述することで説得力を高めます。
- リーダーシップ：チームをまとめ、目標達成に導くためのリーダーシップを発揮した経験があれば、具体的に説明しましょう。指示・命令ではなく、メンバーを巻き込み、モチベーションを高める工夫を記述することが重要です。
- 問題解決能力：チームで発生した問題を解決するために、どのような行動をとったのかを具体的に説明しましょう。問題解決のプロセスと、その結果を明確に記述することが重要です。
成功事例：チームワークで成功したプロジェクト
あるIT企業では、新規サービス開発において、チームメンバー間のコミュニケーション不足が課題となっていました。そこで、チームリーダーは、定期的なミーティングや、進捗状況の共有を徹底し、メンバー間の連携を強化しました。その結果、予定よりも早くサービスをリリースし、大きな成功を収めることができました。この事例からも分かるように、チームワークは、プロジェクトの成功に不可欠な要素です。
専門家の視点：効果的な自己PRのポイント
人事担当者として長年キャリアを積んできた専門家は、「自己PRは、企業が求める人物像と、あなたの強みを効果的に結びつけることが重要」と指摘しています。単に経験を語るだけでなく、その経験から何を学び、どのように成長し、企業に貢献できるのかを明確に示すことが大切です。
実践的なアドバイス：自己PRブラッシュアップのためのステップ
1. 自身の強みと経験を洗い出す：これまでの経験を振り返り、あなたの強みやスキルをリストアップしましょう。 2. STAR法を用いたエピソード作成：それぞれの強みに関連する具体的なエピソードを、STAR法を用いて記述しましょう。 3. 企業研究：応募企業の理念や求める人物像を徹底的に調べ、あなたの強みをどのように活かせるのかを検討しましょう。 4. 複数人に添削してもらう：完成した自己PRは、友人や先生、キャリアカウンセラーなどに添削してもらい、客観的な視点を取り入れましょう。 5. 何度も修正する：自己PRは、一度で完成するものではありません。何度も修正を重ね、より洗練されたものにしていきましょう。 これらの点を踏まえ、あなたの自己PRをブラッシュアップしてみてください。就職活動、頑張ってください！