高校2年生、保育士を目指して進路に悩む！専門学校・大学選びとスキルアップの道
高校2年生、保育士を目指して進路に悩む！専門学校・大学選びとスキルアップの道
保育士を目指す高校2年生のための進路相談：専門学校と大学の選択
保育士を志す高校2年生の方、進路選択でお悩みとのこと、大変よく分かります。将来、乳児保育に携わりたいという強い思いをお持ちなのですね。まず、ご質問にお答えしていきましょう。
「主に乳児のことを勉強できる大学はあるんでしょうか？保育学部のある大学を目指した方がいいんでしょうか？」というご質問ですが、結論から言うと、乳児保育に特化した学部を持つ大学は少ないです。多くの大学では、保育学部、こども学科、幼児教育学科などで幅広い年齢層の子どもの発達や保育を学びます。しかし、保育士資格取得を目指す上で、乳児保育に関する科目を重点的に履修することは十分可能です。
大学を選ぶ際には、以下の点を考慮してみましょう。
- カリキュラム内容の確認：大学や専門学校のウェブサイトで、カリキュラムを詳細に確認しましょう。乳児保育に関する科目の数や内容、実習の有無などをチェックし、自分の希望に合致するかどうかを判断します。特に、乳児の保育に特化した講義や実習が多い大学を選ぶことが重要です。
- 施設見学：可能であれば、気になる大学や専門学校を訪問し、施設見学を行いましょう。実際に学生生活を送っている様子や、設備、雰囲気などを肌で感じ取ることができます。教員に直接質問できる機会があれば、積極的に質問してみましょう。
- 卒業生の進路状況：卒業生の進路状況を確認することで、その大学や専門学校が目指す保育士像や、就職支援体制などを知ることができます。希望する職種に就職している卒業生の割合が高い大学を選ぶことが重要です。
- 大学と専門学校の比較：大学では幅広い知識を学ぶことができ、専門学校では実践的なスキルを習得できます。それぞれのメリット・デメリットを比較検討し、自分の学習スタイルや将来のキャリアプランに合った方を選びましょう。専門学校の場合、より実践的なスキルを短期間で習得できるため、早く現場で働きたいという方にはおすすめです。
保育学部だけでなく、「子ども学科」「幼児教育学科」なども視野に入れて探してみることをおすすめします。これらの学科でも、乳児保育に関する科目を履修できる可能性が高いです。大学を選ぶ際には、大学案内やウェブサイトをよく確認し、オープンキャンパスに参加して、担当教員に直接質問するのも良い方法です。
ピアノと絵画スキル：保育士に必要なスキルと克服方法
「ピアノが弾けない」「絵を描くのが苦手」という不安も抱えているとのことですが、ご安心ください。保育士に必要なスキルは、必ずしも高い音楽スキルや美術スキルではありません。もちろん、ピアノや絵画のスキルは保育の現場で役立ちますが、それ以上に重要なのは、子どもへの愛情や、保育に対する情熱です。
ピアノに関しては、今からでも十分間に合います。音楽教室に通う、独学で練習する、保育士養成校で学ぶなど、様々な方法があります。焦らず、少しずつ練習を積み重ねていきましょう。重要なのは、音楽を楽しむことです。音楽の楽しさを子どもたちに伝えることができれば、多少の技術不足はカバーできます。
絵画に関しても同様です。保育の現場では、子どもたちが自由に絵を描くことをサポートすることが重要です。高度な絵画技術は必要ありません。むしろ、子どもたちの創造性を引き出す力が求められます。絵が苦手でも、子どもたちの作品を褒めたり、一緒に絵を描いたりすることで、十分に保育に貢献できます。
- ピアノ：音楽教室に通う、オンラインレッスンを利用する、保育士養成校の授業で基礎を学ぶなど。まずは簡単な童謡から練習を始めましょう。
- 絵画：絵画教室に通う、参考書や動画で基礎を学ぶなど。最初は模写から始め、徐々に自分の表現方法を見つけることを目指しましょう。
保育士の仕事：喜びと苦労、そしてやりがい
最後に、保育士の仕事について、楽しいこと、嬉しかったこと、辛かったことをお伝えします。これは、多くの保育士の方々からの声を参考にまとめたものです。
楽しいこと・嬉しかったこと
- 子どもの成長を間近で見られること：子どもたちが成長していく過程を目の当たりにし、その成長をサポートできることは、大きな喜びです。初めて歩いた時、初めて言葉を話した時、初めて友達と仲良く遊んだ時など、感動的な瞬間がたくさんあります。
- 子どもたちとの触れ合い：子どもたちの純粋な笑顔や、抱きしめられた時の温かさ、真剣な眼差しなど、子どもたちとの触れ合いを通して、多くの感動や喜びを得ることができます。
- 保護者の方々との信頼関係を築けること：保護者の方々との信頼関係を築き、共に子どもの成長を喜び合えることは、大きなやりがいとなります。保護者の方々から感謝の言葉を頂戴することも多く、モチベーションの維持につながります。
- 仲間との協力：保育士の仕事はチームワークが不可欠です。仲間と協力して保育に取り組むことで、互いに支え合い、成長することができます。保育士仲間との絆は、仕事の大きな支えとなります。
辛かったこと
- 体力的に大変なこと：乳児保育は、常に動き回り、子どもたちの世話をするため、体力的に大変な面があります。抱っこやオムツ替え、食事介助など、身体を使う場面が多く、腰痛や肩こりに悩む保育士も多いです。
- 精神的に負担のかかること：子どもたちの様々な要求に応え、常に笑顔で接することは、精神的な負担が大きくなる場合があります。また、事故や怪我の対応、保護者の方々とのトラブル対応なども、精神的なストレスとなります。
- 給与や待遇面：保育士の給与や待遇面は、必ずしも満足できるものではありません。長時間労働や休日出勤も多いことから、ワークライフバランスの維持が課題となっています。
- 人材不足：保育士の人材不足は深刻な問題となっており、多くの保育士が、人員不足による負担の増加に悩まされています。
保育士の仕事は、決して楽ではありませんが、子どもたちの成長に関われる喜びや、保護者の方々からの感謝の言葉は、大きなやりがいとなります。もし、あなたが子どもたちを心から愛し、保育の仕事に情熱を燃やせるのであれば、ぜひ保育士を目指してください。あなたの温かい心と愛情が、子どもたちの未来を明るく照らしてくれるでしょう。
専門学校や大学を選ぶ際には、自分の将来像を明確にし、自分に合った教育環境を選択することが大切です。 そして、不安なことは抱え込まずに、先生やカウンセラー、先輩保育士などに相談することをおすすめします。 あなた自身の努力と周りのサポートがあれば、必ず夢を叶えることができるはずです。