ファイル削除できない！管理者権限の問題を解決し、Windows10を快適に使う方法
ファイル削除できない！管理者権限の問題を解決し、Windows10を快適に使う方法
この記事では、Windows10でファイル削除時に「ファイルアクセス拒否」エラーが発生し、管理者権限の問題で困っている方に向けて、具体的な解決策を提示します。長年Windows7を使用し、Windows10へのアップグレード後にこの問題に直面し、自力での解決を試みたものの、うまくいかず困っているあなたのための記事です。PCスキルに自信がない方でも理解できるよう、丁寧な解説とステップバイステップの手順で、問題解決をサポートします。
ＰＣ内のＨＤＤ容量を増やそうとファイルの整理をしていたところ、特定のファイルを削除しようとしたところ『ファイルアクセス拒否』というウィンドウで、エラー内容が『このファイルを削除するには管理者の権限が必要です』というエラーウィンドウがでてファイルを削除できません。
以下のことを試しました。
以下のURLよりコンピューター管理にて『ローカルユーザーとグループ』の表示自体がありませんでした。
http://blogs.yahoo.co.jp/akio_myau/47120793.html
上記の対策より、ｍｍｃコンソールを実行しウィンドウの左側に『ローカル ユーザーとグループ』が無く『コンソール ルート』というものしか在りませんでした。引き続き同じウィンドウｍｍｃコンソールで『ファイル⇒スナップインの追加と削除⇒ローカルユーザーとグループをクリック⇒追加⇒完了』を実行したところ次の以下のエラーが出てきて追加できません。
『このスナップインは、windows10のこのエディションでは使用できません。このコンピューターのユーザーアカウントを管理するにはコントロールパネルのユーザーアカウントツールを使用してください』
このようなエラーが出てきました。
以下の方法も試しましたが、『他のユーザー』欄に一つもＰＣアカウントの表示はありませんでした。
http://pc-karuma.net/windows10-change-user-account-type/
コントロールパネルのユーザーアカウントを見てみると以前windows7で使っていたユーザー名は無く、windows10をインストールしたときにできた新しいユーザー名一つしかなく、表示では『ユーザー名・Administrator・ローカルアカウント・パスワード保護』というアイコンが表示されていてアカウントの種類を管理者に変更しようとしても、管理者を選択、クリックはできるけども『アカウントの種類変更』のボタンがクリックできず変更できません。
windows10にアップグレードした際、windows7で使っていたＰＣユーザーを変更や削除した覚えはなく、アップグレードの手順を手順通りに実行しただけです。
以上のことをセーフモードでも試しましたが状況は変わらず。お手上げ状態です。。。。
コントロールパネルよりシステムの『コンピューター名、ドメインおよびワークグループの設定』情報を見てみると、コンピューター名とフルコンピューターが何故か以前windows7でつかっていたユーザー名のみで表示されてます。（windows10で使ってるユーザー名は表示されてない）
コマンドプロンプトを管理者として実行もしました。調べたいくつかのコマンドを入力して実行して正常に終了しました。
どうしたら管理者の権限の追加・以前使っていたユーザーアカウントを復帰できるのでしょうか？
自力で解決しようと必死で調べたのですがもう分かりません。。。(調べ方が悪いのかもしれませんが。。。)
長々と最後まで読んで頂きありがとうございます。他に方法やまだ実行してないことなど情報お持ちの方いらっしゃいましたらご回答よろしくお願いします。
はじめに：なぜファイル削除できない問題が起きるのか？
Windows10へのアップグレード後、ファイル削除時に「ファイルアクセス拒否」エラーが発生する原因はいくつか考えられます。多くの場合、以前のWindows7から引き継がれたアカウント設定や、Windows10への移行プロセスにおける権限設定の不整合が原因です。特に、アップグレード時にユーザーアカウントの情報が正しく引き継がれなかったり、管理者権限が適切に設定されなかったりすることがあります。また、ファイル自体がシステムによって保護されている場合や、他のアプリケーションがそのファイルを使用している場合も、削除がブロックされることがあります。
ステップ1：管理者権限の確認と変更
まず最初に確認すべきは、現在使用しているユーザーアカウントが管理者権限を持っているかどうかです。以下の手順で確認し、必要に応じて管理者権限を付与します。
- コントロールパネルからの確認:
- Windowsキー + Rキーを押し、「ファイル名を指定して実行」を開きます。
- 「control」と入力し、Enterキーを押してコントロールパネルを開きます。
- 「ユーザーアカウント」をクリックし、「アカウントの種類を変更する」を選択します。
- 表示されたアカウントが「管理者」となっているか確認します。もし「標準」となっている場合は、管理者権限への変更を試みます。
- 「アカウントの種類を変更する」をクリックし、「管理者」を選択して「アカウントの変更」をクリックします。
- コマンドプロンプトからの確認と変更:
- Windowsキーを押し、「cmd」と入力してコマンドプロンプトを検索します。
- 「コマンドプロンプト」を右クリックし、「管理者として実行」を選択します。
- 以下のコマンドを入力し、Enterキーを押します。
net user administrator /active:yes - このコマンドは、Administratorアカウントを有効にします。次に、Administratorアカウントでログインできるか試します。
- Administratorアカウントでログイン後、問題のファイルを削除できるか確認します。削除できる場合、元のユーザーアカウントの権限に問題がある可能性があります。
- 元のユーザーアカウントに戻り、再度管理者権限の変更を試みます。
ステップ2：ファイルの所有権の確認と変更
ファイルが特定のユーザーまたはグループに所有されている場合、その所有者以外は削除できないことがあります。ファイルの所有権を確認し、必要に応じて変更します。
- ファイルのプロパティを開く:
- 削除できないファイルを右クリックし、「プロパティ」を選択します。
- 「セキュリティ」タブを開き、「詳細設定」をクリックします。
- 所有者の確認と変更:
- 「所有者」の項目を確認します。現在の所有者が表示されます。
- 所有者が自分自身でない場合、「変更」をクリックします。
- 所有者として自分のユーザーアカウントを選択し、「OK」をクリックします。
- 「サブコンテナーとオブジェクトの所有者を置き換える」にチェックを入れ、「適用」をクリックします。
- これで、ファイルの所有権が自分自身に変更され、削除できるようになる可能性があります。
ステップ3：アクセス許可の確認と変更
ファイルへのアクセス許可が適切に設定されていない場合も、削除が拒否されることがあります。アクセス許可を確認し、必要に応じて変更します。
- ファイルのプロパティを開く:
- 削除できないファイルを右クリックし、「プロパティ」を選択します。
- 「セキュリティ」タブを開きます。
- アクセス許可の確認と変更:
- 「グループまたはユーザー名」の欄で、自分のユーザーアカウントがリストに表示されているか確認します。
- 自分のアカウントが表示されていない場合は、「編集」をクリックし、「追加」をクリックします。
- 「選択するオブジェクト名を入力してください」に自分のユーザーアカウント名を入力し、「OK」をクリックします。
- 自分のアカウントに「フルコントロール」のアクセス許可が付与されているか確認し、付与されていない場合はチェックを入れて「適用」をクリックします。
- これで、ファイルへのアクセス許可が変更され、削除できるようになる可能性があります。
ステップ4：セーフモードでの起動と削除の試み
通常モードで解決しない場合は、セーフモードでWindowsを起動し、ファイルの削除を試します。セーフモードでは、必要最低限のシステムファイルとドライバーのみが読み込まれるため、他のアプリケーションによる干渉を避けることができます。
- セーフモードでの起動:
- Windowsキー + Rキーを押し、「ファイル名を指定して実行」を開きます。
- 「msconfig」と入力し、Enterキーを押します。
- 「システム構成」ウィンドウで、「ブート」タブを選択します。
- 「セーフブート」にチェックを入れ、「OK」をクリックします。
- 再起動を促されるので、「再起動」をクリックします。
- ファイルの削除:
- セーフモードで起動したら、削除したいファイルを探し、削除を試みます。
- 削除できた場合は、通常モードで再起動し、問題が解決したか確認します。
ステップ5：システムの復元
上記の手順で解決しない場合、システムの復元を試すことも有効です。システムの復元は、Windowsを以前の状態に戻すことで、問題が発生する前の状態にシステムを復元します。
- システムの復元を開く:
- Windowsキーを押し、「復元」と入力して「復元ポイントの作成」を選択します。
- 「システムの保護」タブで、「システムの復元」をクリックします。
- 復元ポイントの選択:
- 「次へ」をクリックし、復元ポイントを選択します。問題が発生する前に作成された復元ポイントを選択することをお勧めします。
- 「次へ」をクリックし、「完了」をクリックします。
- システムの復元が開始されます。復元中は、PCの電源を切らないでください。
- 復元が完了したら、問題が解決したか確認します。
ステップ6：Windowsのクリーンインストール
上記の手順を試しても問題が解決しない場合、Windowsのクリーンインストールを検討することも一つの選択肢です。クリーンインストールは、Windowsを完全に再インストールし、システムを初期状態に戻す方法です。これにより、システムファイルや設定に関する問題を解決できます。
- データのバックアップ:
- クリーンインストールを行う前に、重要なデータをすべてバックアップしてください。
- インストールメディアの作成:
- Microsoftの公式サイトからWindows10のインストールメディアを作成します。
- クリーンインストールの実行:
- 作成したインストールメディアからPCを起動し、指示に従ってWindows10をインストールします。
- インストール中に、ドライブをフォーマットし、完全にクリーンな状態でインストールを行います。
追加のヒントと注意点
- ファイル名とパスの確認: 削除しようとしているファイル名やパスに、特殊文字や長すぎるパスが含まれていないか確認してください。
- 他のアプリケーションの終了: ファイルを削除する前に、そのファイルを使用している可能性のあるすべてのアプリケーションを終了してください。
- ウイルススキャン: ウイルスやマルウェアが原因でファイルが削除できない場合もあります。最新のウイルス対策ソフトでPC全体をスキャンしてください。
- ディスクのエラーチェック: ハードディスクにエラーがないか確認するために、ディスクのエラーチェックを実行してください。
これらの手順を試しても問題が解決しない場合は、専門家への相談を検討しましょう。PCのハードウェアやソフトウェアに詳しい専門家であれば、より詳細な診断と適切なアドバイスを提供できます。
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まとめ：Windows10のファイル削除問題を解決して、快適なPC環境を取り戻そう
この記事では、Windows10でファイル削除時に「ファイルアクセス拒否」エラーが発生する問題の解決策をステップごとに解説しました。管理者権限の確認と変更、ファイルの所有権とアクセス許可の確認、セーフモードでの起動、システムの復元、そして最終手段としてのクリーンインストールまで、様々な方法を試すことで、多くの場合、この問題を解決できます。PCの知識に自信がない方でも、手順通りに進めれば、必ず解決の糸口が見つかるはずです。
もし、これらの手順を試しても問題が解決しない場合は、専門家への相談を検討することも重要です。専門家は、より詳細な診断を行い、あなたのPC環境に最適な解決策を提案してくれます。Windows10を快適に使い続けるために、諦めずに問題解決に取り組みましょう。
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