Windows7 IE11 インターネット接続問題解決！フリーソフトインストール後のトラブルシューティング
Windows7 IE11 インターネット接続問題解決！フリーソフトインストール後のトラブルシューティング
この記事では、Windows 7とInternet Explorer 11をご利用の際に、フリーソフトのインストールが原因でインターネットに接続できなくなった場合のトラブルシューティングについて解説します。具体的な問題解決策から、再発防止のための対策まで、詳細にわたってご紹介します。
使用OS Windoｗs 7、ブラウザ IE11 です。インターネットに繋がらなくなりました。昨日の事です。DEEP BURNERというフリーソフトをインストールしたところ、他のソフト数種類がインストールされ、ホームページが書き換えられたり、全く知らないようなブラウザに移行したりと、とんでもない事になりました。それらのソフトは全て削除（当日インストールされたもの全て）しましたがインターネットに接続出来なくなりました、パソコンを複数使用していますが、他のパソコンは普通に使えますので回線などの問題ではありません。モデム（NTT PR-S300HI）を確認に行こうとしても問題のパソコンからは確認が出来ません。ネットワークと共有センターの画面では、さも正常に繋がっているように見えます。Windowsファイアーウォール を確認すると今までにない中国語のものが多数入っています。ネットワーク接続の詳細を見てもIPアドレスなど不信点は見当たりません。アドオンを無効にしたりIEのリセットをしてみました。WindowsファイアーウォールやセキュリティソフトをOffしてみましたが結果は変わりませんでした。バックアップを設定していないので復元ポイントがありません。どなたか復旧の方法をご存知ないでしょうか？クリーンインストール 以外のご回答をお待ちしています。
はじめに：問題の概要と原因の特定
ご相談ありがとうございます。Windows 7とInternet Explorer 11をご利用の環境で、フリーソフトのインストールが原因でインターネットに接続できなくなったとのこと、大変お困りのことと思います。この問題は、マルウェア感染や設定の変更が複合的に絡み合って発生することが多いです。特に、フリーソフトのインストール時には、意図しないソフトウェアが同時にインストールされることがあり、これが原因でシステムに不具合が生じることがあります。
今回のケースでは、DEEP BURNERというフリーソフトのインストールがきっかけで、他の不要なソフトウェアがインストールされ、ブラウザの設定が変更されたり、Windowsファイアウォールに不審な設定が追加されたりしたようです。これらの変更が、インターネット接続を妨げている可能性が高いと考えられます。
ステップ1：マルウェアの徹底的な駆除
まず最初に行うべきは、マルウェアの徹底的な駆除です。今回の問題の原因として、マルウェア感染の可能性が非常に高いからです。以下の手順でマルウェア駆除を行いましょう。
- 1. セーフモードでの起動:
Windowsをセーフモードで起動します。セーフモードでは、必要最低限のドライバとサービスのみが読み込まれるため、マルウェアが活動を制限される可能性があります。Windows 7の場合は、起動時にF8キーを連打することでセーフモードを選択できます。
- 2. マルウェアスキャンの実行:
セーフモードで起動したら、信頼できるセキュリティソフトを使ってシステム全体のスキャンを実行します。無料のセキュリティソフトでも構いませんが、できれば有料版のセキュリティソフトを使用することをお勧めします。スキャンには時間がかかる場合がありますが、辛抱強く待ちましょう。
推奨するセキュリティソフト:
- Malwarebytes Anti-Malware
- Microsoft Safety Scanner (Microsoft公式の無料ツール)
- Avast Free Antivirus
- 3. 駆除と再起動:
スキャンで見つかったマルウェアは、セキュリティソフトの指示に従って駆除します。駆除後、パソコンを再起動し、通常モードで起動できるか確認します。
ステップ2：ネットワーク設定のリセット
マルウェア駆除後、ネットワーク設定をリセットします。これは、マルウェアによって変更された可能性のあるネットワーク設定を初期状態に戻すためです。
- 1. TCP/IPのリセット:
コマンドプロンプトを管理者権限で開き、以下のコマンドを実行します。
netsh int ip resetこれにより、TCP/IPの設定がリセットされます。
- 2. Winsockのリセット:
同じくコマンドプロンプトで、以下のコマンドを実行します。
netsh winsock resetWinsockは、Windowsのネットワーク関連のAPIです。これをリセットすることで、ネットワーク接続に関する問題が解決することがあります。
- 3. DNSキャッシュのクリア:
コマンドプロンプトで、以下のコマンドを実行します。
ipconfig /flushdnsDNSキャッシュをクリアすることで、古いDNS情報が原因で接続できない問題を解決できる場合があります。
- 4. パソコンの再起動:
上記コマンドの実行後、パソコンを再起動します。
ステップ3：Windowsファイアウォールの設定確認と修正
Windowsファイアウォールに不審な設定が追加されているとのことですので、設定内容を確認し、必要に応じて修正を行います。
- 1. Windowsファイアウォールの起動:
コントロールパネルから「Windowsファイアウォール」を開きます。
- 2. 設定の確認:
ファイアウォールの設定を確認し、不審なルールがないか確認します。特に、中国語で記述されたルールや、覚えのないプログラムへのアクセス許可がないか注意深く確認します。
- 3. 不審なルールの削除:
不審なルールが見つかった場合は、削除します。削除する前に、そのルールが本当に不要なものか確認してください。誤って必要なルールを削除すると、他のアプリケーションの動作に影響が出る可能性があります。
- 4. ファイアウォールのリセット（最終手段）:
どうしても問題が解決しない場合は、ファイアウォールをデフォルト設定にリセットすることも検討します。ただし、この操作を行うと、これまで設定したファイアウォールのルールがすべて消去されるため、注意が必要です。
ステップ4：ブラウザの設定確認と修復
ブラウザの設定が変更されている可能性がありますので、以下の手順で確認と修復を行います。
- 1. Internet Explorerのリセット:
Internet Explorerを開き、[ツール]（歯車のアイコン）→[インターネットオプション]→[詳細設定]タブで、[リセット]ボタンをクリックします。これにより、Internet Explorerの設定が初期状態に戻ります。
- 2. アドオンの確認:
Internet Explorerで、[ツール]→[アドオンの管理]を開き、不要なアドオンや不審なアドオンがインストールされていないか確認します。もしあれば、無効にするか削除します。
- 3. ホームページの確認:
Internet Explorerのホームページが意図しないものに書き換えられていないか確認します。[ツール]→[インターネットオプション]→[全般]タブで、ホームページの設定を確認し、必要に応じて変更します。
- 4. ブラウザの再インストール（最終手段）:
上記の手順で問題が解決しない場合は、Internet Explorerを再インストールすることも検討します。ただし、Windows 7ではInternet Explorerのアンインストールは容易ではありません。Windowsの機能の有効化または無効化からInternet Explorerのチェックを外して再起動し、再度チェックを入れて再起動することで再インストールできます。
ステップ5：ネットワークアダプターの確認と修復
ネットワークアダプターに問題がないか確認します。デバイスマネージャーから確認できます。
- 1. デバイスマネージャーの起動:
スタートメニューから「デバイスマネージャー」を検索して起動します。
- 2. ネットワークアダプターの確認:
「ネットワークアダプター」の項目を展開し、ネットワークアダプターが表示されているか、エラーマーク（！や？）が付いていないか確認します。
- 3. ドライバーの更新:
ネットワークアダプターにエラーマークが付いている場合は、ドライバーを更新します。ネットワークアダプターを右クリックし、「ドライバーソフトウェアの更新」を選択します。インターネットに接続できる別のパソコンから、ネットワークアダプターの最新ドライバーをダウンロードし、USBメモリなどで転送してインストールすることもできます。
- 4. ドライバーの再インストール:
ドライバーの更新で問題が解決しない場合は、ドライバーを一度アンインストールし、再インストールします。ネットワークアダプターを右クリックし、「デバイスのアンインストール」を選択し、再起動後にドライバーを再インストールします。
ステップ6：システムの復元（バックアップがない場合）
バックアップがないとのことですが、システムの復元が利用できるか確認してみましょう。システムの復元ポイントが作成されている場合、問題発生前の状態にシステムを復元できます。
- 1. システムの復元の起動:
スタートメニューから「システムの復元」を検索して起動します。
- 2. 復元ポイントの選択:
復元ポイントが表示される場合は、問題発生前の日付の復元ポイントを選択し、指示に従ってシステムの復元を実行します。
- 3. 注意事項:
システムの復元を実行すると、その時点以降にインストールしたソフトウェアや変更した設定が失われる場合があります。重要なデータは事前にバックアップしておきましょう。
ステップ7：それでも解決しない場合
上記の手順を試しても問題が解決しない場合は、以下の方法を検討してください。
- 1. 専門家への相談:
ご自身での解決が難しい場合は、パソコン修理業者やIT専門家にご相談ください。専門家は、より詳細な診断を行い、適切な解決策を提案してくれます。
- 2. クリーンインストールの検討:
最終手段として、Windowsのクリーンインストールを検討することもできます。これは、パソコンを初期状態に戻す方法で、問題の根本的な解決に繋がります。ただし、すべてのデータが消去されるため、事前に重要なデータのバックアップが必要です。
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再発防止のための対策
今回の問題が解決した後も、同様の問題が再発しないように、以下の対策を講じましょう。
- 1. フリーソフトの利用に関する注意:
フリーソフトをインストールする際は、信頼できるサイトからダウンロードし、インストール時に表示される内容を注意深く確認しましょう。不要なソフトウェアが同時にインストールされる可能性があるため、カスタムインストールを選択し、不要なソフトウェアのチェックを外すようにしましょう。
- 2. セキュリティソフトの導入:
信頼できるセキュリティソフトを導入し、常に最新の状態に保ちましょう。セキュリティソフトは、マルウェアの侵入を防ぎ、万が一感染した場合でも早期に発見し、駆除することができます。
- 3. 定期的なスキャンの実行:
セキュリティソフトによる定期的なスキャンを実行しましょう。これにより、マルウェアの早期発見に繋がり、被害を最小限に抑えることができます。
- 4. Windows Updateの適用:
Windows Updateを定期的に適用し、セキュリティに関する最新の更新プログラムをインストールしましょう。これにより、システムの脆弱性を修正し、マルウェア感染のリスクを低減できます。
- 5. データのバックアップ:
定期的にデータのバックアップを行いましょう。万が一、システムに問題が発生した場合でも、データを失うリスクを軽減できます。バックアップは、外付けハードディスクやクラウドストレージなど、複数の場所に保存することをお勧めします。
- 6. 不審なメールやWebサイトへの注意:
不審なメールやWebサイトには注意しましょう。フィッシング詐欺やマルウェア感染のリスクがあるため、安易にリンクをクリックしたり、添付ファイルを開いたりしないようにしましょう。
まとめ：問題解決への道筋と今後の対策
今回の問題は、フリーソフトのインストールが原因で発生したインターネット接続のトラブルです。マルウェア駆除、ネットワーク設定のリセット、Windowsファイアウォールの設定確認と修正、ブラウザの設定確認と修復、ネットワークアダプターの確認と修復、システムの復元などの手順を踏むことで、問題解決を目指しましょう。また、再発防止のために、フリーソフトの利用に関する注意、セキュリティソフトの導入、定期的なスキャンの実行、Windows Updateの適用、データのバックアップ、不審なメールやWebサイトへの注意といった対策を講じることが重要です。もし、ご自身での解決が難しい場合は、専門家への相談も検討しましょう。
この情報が、あなたの問題解決の一助となれば幸いです。頑張ってください！
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