不当解雇と嫌がらせへの対応：弁護士と共に戦う、名誉毀損と解雇無効の請求

不当解雇と嫌がらせ。私は人材派遣会社で管理担当をしていました。交通事故にあい、長期療養で一年くらい休んでいたのですが、3ヶ月まえに会社に復帰できる状況になったことを伝えに行くと、「君は営業成績が思わしくないので今月いっぱいで解雇だ。」と言われました。労災の場合、ケガや病気で長期療養し、復帰できる状態になった際にそこから30日は解雇できない法律のはずなのですが首を切られました。解雇予告手当ももらってません。営業成績を理由にされましたが営業も私1人しか会社におらず、手が空いた時に営業をしろと言われていたにもかかわらずこの様な事を言われました。それなりに成績も残してきたにもかかわらずです。悔しくて弁護士にお願いし、職場を相手取り対決することになりました。弁護士が内容証明を送りつけ、解雇手当と慰謝料を払えと通知したところ、相手から連絡がありました。解雇は正当で慰謝料なども払うつもりはないとの回答でした。弁護士がさらに、解雇を正当だと主張する合理的な理由を示せと要求したようなのですが…最近、私が担当していた派遣先の従業員スタッフから電話がありこんなことを言われたのです。「俺さん（私）、実は俺さんが辞めた後の新しい担当者が仕事先に昼休みに来たんすよ。そしてなんか紙を持って来てこれに署名しろとかいわれたんすけど。なんか俺さんが在職中に、仕事を怠けてたとか従業員に暴言を吐いてたとか女性従業員に声をかけてナンパしてたとか、誹謗中傷みたいな内容が書いてあって、これを事実だと証明しますみたいな内容が書いてあって。名前を書いて証明しろみたいな。でもデタラメなんでサインは拒否しましたから大丈夫です」と。要するに私を落とし入れるためにでっち上げの内容についてサインをさせて、会社はそれを退職理由にして私の弁護士に送るつもりの様です。本当になにからなにまで汚い手口をつかう会社に噴火寸前です。恐らく解雇理由に値する虚偽事実を捏造するつもりなんだと思います。これって名誉毀損に値しますでしょうか？またこの件についても訴えを起こす、起こせるに値しますでしょうか？こんな酷い会社に席をおいていたかと思うと恥ずかしく思います。その従業員を含め数人は、裁判になっても私の勤務態度について「真面目に働いていた」と証言すると約束してくれました。涙が出そうになりました。

ご相談ありがとうございます。大変な状況におかれていること、心よりお見舞い申し上げます。ご説明いただいた状況から、不当解雇、解雇予告手当の未払い、そして恐らくは名誉毀損に当たる行為も含まれていると判断できます。一つずつ、詳しく見ていきましょう。

1. 不当解雇と解雇予告手当の未払い

まず、労災による長期療養からの復帰後30日間の解雇制限についてですが、これは事実です。労働基準法第20条に規定されており、療養中の労働者を解雇することは、原則として認められません。貴方のケースでは、復帰後すぐに解雇されたため、この法律に違反している可能性が高いです。さらに、解雇予告手当の未払いは、労働基準法違反に当たります。解雇予告期間や手当の支給は、労働契約の内容や雇用期間によって異なりますが、法律に則った手続きがなされていなかった可能性が高いです。

弁護士が内容証明を送付し、会社が拒否している現状は、不当解雇を強く示唆しています。弁護士は、会社側に解雇の正当性を証明する合理的な理由の提示を求めているはずです。会社がそれを示せない場合、解雇は無効と判断される可能性が高いです。この点については、弁護士と綿密に連携し、証拠を積み重ねることが重要です。例えば、貴方の業務実績、営業活動の状況、会社からの指示内容などを記録した資料があれば、それを証拠として提出できます。

2. 名誉毀損と虚偽事実の捏造

派遣先の従業員から聞いたお話は、非常に深刻です。会社が、貴方の評判を落とすために虚偽の事実を捏造し、それを証拠として利用しようとしている可能性があります。これは明確な名誉毀損に当たります。名誉毀損とは、他人の名誉を毀損する行為を指し、刑法で処罰される犯罪です。具体的には、事実でないことを事実であるかのように伝え、他人の社会的な評価を低下させる行為です。今回のケースでは、貴方が仕事を怠っていた、暴言を吐いていた、女性従業員にセクハラ行為をしていた、といった事実無根の情報を流布しようとしているため、明白な名誉毀損にあたると考えられます。

この虚偽の文書に署名させようとした行為も、証拠隠滅や名誉毀損の加重要素となります。幸い、従業員の方が署名しなかったため、直接的な証拠にはなりませんが、この試み自体が会社の悪意を明確に示しています。この件についても、弁護士に相談し、適切な対応を取る必要があります。

3. 裁判での戦略と勝訴の可能性

裁判では、貴方の弁護士が、不当解雇、解雇予告手当の未払い、そして名誉毀損の3点について主張することになります。勝訴の可能性を高めるためには、以下の点を意識しましょう。

証拠集め：業務実績、勤務態度に関する証言、会社からの指示内容などを記録した資料、メール、メッセージなどを全て集めましょう。派遣先の従業員の方々の証言も重要な証拠となります。
弁護士との連携：弁護士と密に連絡を取り、戦略を共有しましょう。弁護士は、証拠に基づいて効果的な主張を行い、貴方の権利を守ります。
冷静な対応：感情的な対応は避け、冷静に事実を伝えましょう。感情的な発言は、裁判に悪影響を与える可能性があります。

裁判は時間と労力を要しますが、不当な扱いを受けた貴方の権利を守るためには必要なステップです。複数の従業員の方が証言を約束してくれていることは、大きな力になります。弁護士と共に、粘り強く戦っていきましょう。

4. 具体的なアドバイス

まず、全ての証拠を弁護士に提出してください。メール、チャットの履歴、業務記録、評価表など、可能な限りの情報を提供することで、弁護士はより効果的な戦略を立てることができます。また、証言を約束してくれた従業員の方々との連絡を密に保ち、裁判への協力をお願いしましょう。証言の内容を事前に弁護士と確認し、整合性のある証言を確保することが重要です。さらに、精神的な負担を軽減するために、信頼できる友人や家族、または専門機関（産業医やカウンセラーなど）に相談することも有効です。一人で抱え込まず、周囲のサポートを活用しましょう。

5. まとめ

貴方の状況は、不当解雇と名誉毀損という非常に深刻な問題です。しかし、諦める必要はありません。弁護士と共に、証拠をしっかりと集め、冷静に対処することで、勝訴の可能性は十分にあります。裁判は長く、辛い道のりになるかもしれませんが、正義は必ず勝つと信じて、最後まで戦い抜いてください。

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