夫の浮気…慰謝料請求と生活費確保、どちらを選ぶ？弁護士が教える賢い選択肢
夫の浮気…慰謝料請求と生活費確保、どちらを選ぶ？弁護士が教える賢い選択肢
この記事では、夫の浮気という深刻な事態に直面し、今後の対応に悩んでいるあなたに向けて、具体的な選択肢とそのメリット・デメリットを比較検討し、最適な解決策を見つけるためのアドバイスを提供します。法的な視点だけでなく、経済的な側面、そしてあなたの心の平穏を保つためのヒントも交えながら、一緒に考えていきましょう。
以前から家出癖のあった主人が今回「嫁にバカにされている」という理由で家出をしました。それから何かと理由をつけて私とはもう無理だと言いながら会社や漫画喫茶に泊まりこむ主人。そのうち生活費（職場は現金手渡しです）を渡さなくなり、なんとか会社までローンの分だけでもともらいに行く状態が２カ月続きました。
私はもちろんなんとか修復の道を考えていたのですが、いくらなんでも３カ月も会社や漫画喫茶に泊まりこむはずがないと怪しく思い興信所に依頼をしたところ、会社のすぐ近くに住む女性と仕事終わりに会い、ホテルに行っていたことがわかりました。もちろん宿泊です。初めてではなくきっと別居状態になってから何度も会っていると思われます。
この現実を知り離婚を決意しました。
しかし
- 現在新築２年。ローン残高2900万。名義は主人、保証人は私。
- ペット猫２匹。（どうしても私が引き取りたいです）
- 私の収入（話すと長くなるので省略しますがどんなに頑張っても10万。この事情は弁護士さんにも説明済です。）
- 実家への出戻りができない（実家は２世帯で、両親が祖母の面倒をみながら生活しているため生活がカツカツ。犬も飼っているため猫は一緒に飼えないと言われている）
上記の事情があるため主人の浮気を知る前は弁護士さんと相談して
- 勝手に出て行った主人は悪意の遺棄にあたること
- 音信不通になったり生活費を渡さない等その他多々モラハラがあること
などから「婚姻費用分担請求」をしようということになっていました。そうすればローンの10万+生活費の5万くらいは請求できますよ。と。もし15万が通らないようなら「同居調停」をたてて、それに拒否をされたらそれなら15万払ってくださいということにもできると言われました。多分主人は平日なので調停にもきません。むしろ来る気もありません。それなら裁判所から職場に給料差し押さえ命令を出してもらえればいい話だなとも思っています。
今の状態だと自宅に住みながら15万と自分の収入で生活し続けることができるのが一番理想です。主人が裁判を起こさない以外私には有責がないので離婚請求はできないと弁護士さんにも言われました。主人は裁判はおこさないと思います。
ただ、だからといって15万を払い続けるかというと、支払いを渋ったり急に会社を辞める可能性もあります。。。
そうなるくらいならさっさと家を売却でもして、オーバーローンの分は主人の支払いにあてるということもできると聞きました。
私はどうするべきでしょうか、、このまま主人の浮気を見て見ぬふりをして婚姻費用分担請求を起こしてお金をもらいながら生活をするか、さっさと浮気の事実やこの状態に対して慰謝料請求をおこすべきか。
この状態をいつまでも続けることができないのはわかっています。私自身支払いがどうなるかわからない不安がつきまとうので、、でもそれは慰謝料になっても同じです。きっと支払いが滞る気がします。
それなら興信所を再度雇って女性のことも調べて女性にも請求するべきでしょうか。その女性はもちろん主人が結婚している事実は知らないと思います。
正直なところ理不尽な言い分で勝手に家を出ていき、迎えに行くとさも私が悪いかのようにずっと責めたてられ、お金は渡さず自分はそのお金で他の女と楽しく過ごしていた事実がまだ受け止めきれていません。
許せないです。
家を主人に渡したくないのですが、主人が俺のものだと言われたらもらわれてしまうのでしょうか？私は主人に渡すくらいなら売却したいです。
半年くらい浮気を我慢して興信所を雇いつつ証拠を固めることも考えたのですが、正直そんなお金はありません。証拠は多ければ多いほど慰謝料が上がるというわけではないですよね？一応女性と一緒にいるところの写真、ホテルの現場写真、ＧＰＳ追跡ルート等はすでにあります。ただそこまで鮮明ではありません。
この状態が長引いた方が私に有利になるのであれば我慢します。でもあと半年や１年伸びたところで慰謝料の請求額が変わらないというのであれば離婚調停を起こして裁判にしようとも思っています。
まとまりのない文ですみません。。まだ現実が受け止めきれていないため乱文となってしまいましたがアドバイスをお願いします。
はじめに：状況の整理と問題点の明確化
ご相談ありがとうございます。大変つらい状況ですね。まず、現状を整理し、問題点を明確にすることから始めましょう。あなたの置かれている状況は、以下の3つの大きな問題に集約されます。
- 経済的な不安： ローンの支払い、生活費の確保、将来の見通しへの不安。
- 精神的な苦痛： 夫の浮気、裏切り、モラハラによる精神的なダメージ。
- 法的・手続き的な問題： 離婚、慰謝料請求、財産分与、婚姻費用分担請求などの選択肢。
これらの問題を解決するために、具体的な選択肢を比較検討し、あなたにとって最善の道を探る必要があります。以下では、それぞれの選択肢のメリットとデメリットを詳細に解説し、あなたの状況に合わせたアドバイスを提供します。
選択肢1：婚姻費用分担請求を継続し、生活費を確保する
弁護士と相談し、婚姻費用分担請求を検討しているとのこと。これは、夫が生活費を支払わない場合に、裁判所を通じて支払いを求めることができる制度です。この選択肢のメリットとデメリットを詳しく見ていきましょう。
メリット
- 安定した収入の確保： 裁判所が婚姻費用を認めた場合、毎月一定の金額を夫から受け取ることができます。これにより、当面の生活費やローンの支払いを確保できます。
- 離婚成立までの時間稼ぎ： 離婚に向けて準備をする時間的余裕が生まれます。弁護士と相談しながら、証拠の収集や今後の戦略を練ることができます。
- 精神的な安定： ある程度の経済的な安定は、精神的な安定にもつながります。生活費の不安が軽減されることで、冷静に今後のことを考えることができます。
デメリット
- 支払いが滞るリスク： 夫が支払いを渋ったり、会社を辞めたりする可能性があります。その場合、収入が不安定になり、生活が困窮するリスクがあります。
- 離婚が長引く可能性： 夫が離婚に応じない場合、離婚調停や裁判に発展し、時間がかかる可能性があります。
- 精神的な負担： 夫との関係性が悪化し、精神的なストレスが増加する可能性があります。
この選択肢を選ぶ場合、以下の点に注意が必要です。
- 弁護士との連携： 弁護士と密に連携し、夫の支払い状況を定期的に確認し、滞った場合の対応策を事前に検討しておくことが重要です。
- 証拠の収集： 夫の浮気の証拠を継続的に収集し、離婚訴訟に備えましょう。
- 経済的な自立： 最終的には、自立した生活を送れるように、収入を増やすための努力も必要です。
選択肢2：慰謝料請求と離婚を同時に行う
夫の浮気を理由に、慰謝料請求と離婚を同時に行う選択肢です。この選択肢のメリットとデメリットを見ていきましょう。
メリット
- 精神的な区切り： 離婚することで、夫との関係に終止符を打ち、新しい人生をスタートできます。
- 慰謝料の獲得： 浮気の事実を証明できれば、慰謝料を請求できます。これにより、経済的な補償を得ることができます。
- 早期の解決： 離婚と慰謝料請求を同時に行うことで、問題を早期に解決できる可能性があります。
デメリット
- 手続きの複雑さ： 離婚訴訟や慰謝料請求の手続きは複雑で、時間と費用がかかります。
- 経済的な負担： 弁護士費用や訴訟費用がかかります。また、慰謝料の支払いが滞る可能性もあります。
- 精神的な負担： 離婚訴訟は精神的な負担が大きく、ストレスを感じる可能性があります。
この選択肢を選ぶ場合、以下の点に注意が必要です。
- 証拠の確保： 浮気の証拠を十分に確保しておくことが重要です。写真、動画、メール、LINEのやり取りなど、客観的な証拠を収集しましょう。
- 弁護士への相談： 弁護士に相談し、離婚訴訟の見通しや慰謝料請求の可能性についてアドバイスを受けましょう。
- 経済的な準備： 弁護士費用や訴訟費用を事前に準備しておきましょう。また、慰謝料の支払いが滞った場合の対策も考えておく必要があります。
選択肢3：家の売却と財産分与
新築2年の家を売却し、ローンの残債を清算し、残ったお金を財産分与するという選択肢です。この選択肢のメリットとデメリットを見ていきましょう。
メリット
- 経済的な負担の軽減： ローンの負担から解放され、経済的な不安が軽減されます。
- 新たなスタート： 住む場所を変えることで、心機一転、新しい生活を始めることができます。
- 財産分与： 売却益を財産分与することで、ある程度の資金を確保できます。
デメリット
- 住む場所の喪失： 家を失うことで、住む場所を確保する必要があります。賃貸物件を探したり、実家に戻ったりするなど、新たな住居を探す必要があります。
- 売却損のリスク： ローン残高が家の価値を上回る場合（オーバーローン）、売却損が発生する可能性があります。
- 手続きの煩雑さ： 売却手続きや財産分与の手続きは複雑で、時間と費用がかかります。
この選択肢を選ぶ場合、以下の点に注意が必要です。
- 不動産鑑定： 家の価値を正確に把握するために、不動産鑑定を依頼しましょう。
- 売却価格の検討： 複数の不動産業者に査定を依頼し、最適な売却価格を検討しましょう。
- 財産分与の協議： 夫と財産分与について協議し、合意を得る必要があります。弁護士に相談し、適切なアドバイスを受けましょう。
選択肢4：浮気相手への慰謝料請求
夫の浮気相手に対しても慰謝料を請求するという選択肢です。この選択肢のメリットとデメリットを見ていきましょう。
メリット
- 経済的な補償： 浮気相手から慰謝料を支払ってもらうことで、経済的な補償を得ることができます。
- 精神的な満足感： 浮気相手に責任を問うことで、精神的な満足感を得ることができます。
デメリット
- 手続きの複雑さ： 浮気相手への慰謝料請求は、離婚訴訟とは別に手続きを行う必要があり、時間と費用がかかります。
- 相手の反論： 浮気相手が事実を認めなかったり、慰謝料の支払いを拒否したりする可能性があります。
- 精神的な負担： 浮気相手とのやり取りは、精神的な負担が大きくなる可能性があります。
この選択肢を選ぶ場合、以下の点に注意が必要です。
- 証拠の確保： 浮気相手が夫と不倫関係にあったことを証明する証拠が必要です。
- 弁護士への相談： 弁護士に相談し、慰謝料請求の見通しや手続きについてアドバイスを受けましょう。
- 精神的な準備： 浮気相手とのやり取りは、精神的な負担が大きくなることを覚悟しておきましょう。
あなたの状況に合わせた最適な選択肢の選び方
あなたの状況を考慮すると、最適な選択肢は以下のようになります。
- まずは婚姻費用分担請求を継続し、生活費を確保する。
- 並行して、離婚と慰謝料請求の準備を進める。
- 家の売却は、ローンの負担が大きすぎる場合に検討する。
- 浮気相手への慰謝料請求は、証拠が十分にあり、経済的な余裕がある場合に検討する。
具体的には、以下のステップで進めていくことをお勧めします。
- 弁護士との継続的な相談： 弁護士と密に連携し、今後の戦略を練りましょう。夫の支払い状況や、離婚訴訟の見通しについて、定期的に相談しましょう。
- 証拠の収集： 夫の浮気の証拠を継続的に収集しましょう。写真、動画、メール、LINEのやり取りなど、客観的な証拠を収集し、離婚訴訟に備えましょう。
- 経済的な自立： 最終的には、自立した生活を送れるように、収入を増やすための努力も必要です。転職や副業など、収入を増やす方法を検討しましょう。
- 心のケア： 精神的な負担が大きい場合は、カウンセリングやセラピーを受けるなど、心のケアも行いましょう。
追加のアドバイス：具体的な行動計画
具体的な行動計画を立て、一つずつ実行していくことが重要です。以下に、具体的なステップを示します。
- 弁護士との面談： 弁護士と面談し、現在の状況と今後の戦略について詳しく話し合いましょう。
- 証拠の整理： 収集した証拠を整理し、弁護士に提出しましょう。
- 家計の見直し： 収入と支出を把握し、無駄な出費を削減しましょう。
- 転職活動の準備： 転職サイトに登録したり、キャリアカウンセリングを受けたりして、転職活動の準備を始めましょう。
- 心のケア： 信頼できる人に相談したり、趣味に没頭したりして、心のバランスを保ちましょう。
この計画を実行していく中で、様々な困難に直面するかもしれません。しかし、諦めずに、一つずつ問題を解決していくことが重要です。あなたは一人ではありません。弁護士や専門家、そしてあなたの周りの人々と協力し、最善の解決策を見つけましょう。
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まとめ：未来への一歩を踏み出すために
今回の問題は、非常に複雑で、あなたの心に大きな傷を残していることと思います。しかし、諦めずに、一つずつ問題を解決していくことで、必ず未来への道が開けます。まずは、弁護士や専門家に相談し、あなたの状況に合った最適な選択肢を選びましょう。そして、具体的な行動計画を立て、一歩ずつ実行していくことが重要です。あなたの新しい人生が、幸せに満ちたものとなることを心から願っています。
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