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88歳母と証券会社の手数料問題!高齢者の投資トラブルと対処法

88歳母と証券会社の手数料問題!高齢者の投資トラブルと対処法

これって犯罪ではありませんか?父が亡くなり母は88歳で父の株など引き継いだのですが…まったく株や証券会社の事が分からず、証券会社の方から電話がかかってくるんです。母は何も株の事がわからないので証券会社の言いなりで、ウン、ウンうなずくだけなんです。で、ある時証券会社の株の売買を記載した手紙を見ると、何回も売り買い売り買いして手数料がやたら高くて利益はほとんど手数料に取られてるんです。損もないけど、特もない…結局証券会社の手数料稼ぎのような。電話でうなずく母も悪いかもしれませんが、この証券会社の担当者を懲らしめる方法ないですか?

ご心配ですね。88歳のお母様を巻き込んだ証券会社による高額な手数料問題、非常に深刻な状況です。結論から言うと、このケースは「高齢者に対する不適切な勧誘」の可能性が高く、犯罪に問われる可能性もゼロではありません。ただ、すぐに「犯罪だ!」と断定する前に、具体的な状況を整理し、適切な対処法を探る必要があります。

1. 状況の整理と証拠集め

まず、お母様の状況と証券会社とのやり取りについて、詳細に把握する必要があります。具体的には、以下の情報を集めましょう。

  • 取引履歴:証券会社から送られてきた取引明細書をすべて集めましょう。売買回数、手数料、利益・損失を詳細に確認します。頻繁な売買と高額な手数料に注目しましょう。
  • 電話記録:可能であれば、証券会社との通話記録を残しましょう。通話録音機能のある電話機を使用するか、通話内容をメモしておきましょう。お母様の意思確認が不十分だったことを示す証拠となります。
  • 契約書:証券会社との契約書を確認しましょう。契約内容に不備がないか、お母様の理解度を証明できる資料がないか確認します。特に、リスクの説明や手数料に関する記述に注目しましょう。
  • お母様の認知能力:お母様の認知能力について、医師の診断書などを取得できれば、証券会社側の責任を問う上で有利な証拠となります。もし、認知症の疑いがある場合は、専門医への相談が重要です。

これらの証拠を集めることで、証券会社側の不適切な勧誘を立証しやすくなります。証拠集めは、今後の対応において非常に重要です。

2. 証券会社への対応

証拠が集まったら、まずは証券会社に直接連絡し、問題点を指摘しましょう。具体的には、以下の点を伝えましょう。

  • 頻繁な売買と高額な手数料への疑問:取引履歴に基づき、なぜこれほど頻繁な売買が行われたのか、手数料が高額である理由を明確に質問しましょう。
  • お母様の認知能力と理解度:お母様の年齢と認知能力を伝え、取引内容を十分に理解していたかどうかを疑問視しましょう。証券会社側の説明責任を問いかけることが重要です。
  • 損失補償の要求:不適切な勧誘によって生じた損失(手数料など)の補償を要求しましょう。具体的な金額を提示し、交渉の姿勢を示すことが重要です。

この段階で、証券会社が誠意ある対応を示せば、問題は解決する可能性があります。しかし、証券会社が対応を拒否した場合、次のステップに進みましょう。

3. 金融庁への相談

証券会社との交渉がうまくいかない場合は、金融庁に相談しましょう。金融庁は、証券会社等の監督機関であり、不適切な営業行為に対する調査や指導を行います。金融庁への相談は、問題解決の重要な手段となります。

金融庁への相談方法は、金融庁のホームページに詳しく記載されています。証拠となる資料を準備し、詳細な状況を説明しましょう。金融庁は、相談内容を調査し、証券会社に対して適切な措置を講じる可能性があります。

4. 弁護士への相談

金融庁への相談でも解決しない場合、弁護士に相談することをお勧めします。弁護士は、法律的な観点から状況を判断し、適切な対応策を提案してくれます。特に、損害賠償請求などの法的措置を検討する場合には、弁護士の専門知識が不可欠です。高齢者の投資トラブルに詳しい弁護士を選ぶことが重要です。

弁護士への相談は、問題解決だけでなく、精神的な負担軽減にも繋がります。一人で抱え込まず、専門家の力を借りることが大切です。

5. 高齢者向け投資トラブル防止策

今回のケースのようなトラブルを防ぐためには、以下のような対策が有効です。

  • 家族によるサポート:高齢者の投資活動は、家族がサポートすることが重要です。定期的な取引履歴の確認や、証券会社との連絡窓口となるなど、具体的な役割分担を決めましょう。
  • 投資教育:高齢者自身に、投資の基本的な知識を理解させることが大切です。簡単な教材やセミナーを活用し、リスクや手数料について学ぶ機会を提供しましょう。金融機関が提供する無料セミナーなども有効です。
  • 成年後見制度の活用:認知症などで判断能力が低下している場合は、成年後見制度の活用を検討しましょう。成年後見人は、高齢者の財産管理を代行し、不適切な投資行為を防ぐことができます。
  • 信頼できる専門家への相談:投資に関する疑問や不安は、一人で抱え込まず、ファイナンシャルプランナーなどの専門家に相談しましょう。客観的な視点からアドバイスを受けられるため、適切な判断ができます。

まとめ

88歳のお母様の投資トラブル、非常に心配な状況ですが、適切な対応によって解決できる可能性があります。まず、証拠を集め、証券会社に問題点を指摘し、交渉を試みましょう。それでも解決しない場合は、金融庁や弁護士に相談することをお勧めします。そして、今後のトラブル防止のためにも、家族によるサポートや投資教育、専門家への相談などを積極的に行いましょう。

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