助産師10年目のキャリアチェンジに迷う… 公立病院から民間クリニックへの転職、本当に正解？

助産師として10年目になります。地元の民間病院で7年勤め退職し、都心部に転居して公立病院に勤務して3年目です。今は、公務員という立場ですが、また民間病院に転職しようかと悩んでいます。公務員という立場のため、親や親戚は私が今の病院を辞めることには反対しています。だいたい、同業の助産師や看護師は転職に賛成してくれるのですが、異業種の友人（民間企業勤務や自営業の方）には、公務員を辞めるのはもったいない、悩むくらいならやめない方が良いと言われます。地元の病院に居た頃は、多忙で残業が多くて、年休なんて使えることなく、年収450万程でした。ハードでしたが、若かったし、たくさんの妊産婦と関われてケアすることが楽しくて、充実していました。今の公立病院は、忙しいこともありますが、だいたい定時に終わり、年休は使えませんが、夏休8日あるので、長期休暇は夏取ることができ、年収500万です。他のスタッフをみていると、お役所仕事だなぁ(･_･;…と思うことが多々あり、残念に感じることがあります。また、経験数からすると中堅になるため、新人教育をやらなければならず、いつも後輩の見張り役みたいなことをやりつつ、何か後輩が失敗することがあれば、責任ばかり追求されて理不尽に感じることが多々あります。自分はあまり患者さんと関わってケアすることが減り、プライマリーナースをすることがなくなってきました。今年、仕事中にぎっくり腰をやったこともあり、後輩がケアを中心にしているため、業務的には非常に楽になりましたが、仕事にやりがいを感じられなくなってきました。このままこの病院で勤務していたら、自分の助産技術は落ちてしまうのではないかという恐怖に陥ることもあります。また、地域周産期医療センターであるため、珍しい事例は多いのですが、残念な結果に至るケース（死産など）もあり、命の重圧に負けそうになる時もあります。そんななか、元同僚が割と私の家から近い産婦人科クリニックで働いていて、一緒に働かないかと誘ってくれています。給料は年収700万くらいですが、助産師の人数が少ないため、長期の休みは取りにくいし業務はハードになるだろうと思うのですが、今はそのクリニックに惹かれています。院長先生にも1度お会いして、気に入っていただいたようで、ぜひに！と言ってくれています。大学生の弟と2人暮らしでしたが、先日弟が一人暮らしを始め、約3年ぶりに一人暮らしになり、今年母が60歳になり退職をきに、私の家から1時間半くらいのところにある祖母の家に転居が決まりした。なので、弟に少し仕送りをしてあげたいと考えているため、給料アップさせたい思いもあります。まだ、独身で今の時点では結婚の予定はありませんが、将来のために貯金を増やしたいとも思っています。今の師長、副師長には、もったいない、惜しい人財だからやめないでもう少し一緒に働こうと言われ、何度も話し合いをして引きとめられましたが、なんとか看護部長まで話して、退職の了承していただいたので、退職願いを出せば3月末退職できます。私が抜けたら人員不足で病棟は厳しくなるとは思います。同時期に退職の方が他に3名おり、そのうち2人が年が近く話しやすく仲良いので、その2人がいなくなってしまったら励まし合える仲間がいなくなるので、これから自分はやっていけるのか？と不安になります。退職願を出せば辞められる状況になって改めて考えると、辞めたいきっかけになった出来事は色々あったけど、自分の考えが甘くないか？なんて考え始めてしまって…仕事は大好きで、助産師という仕事に誇りを持ってやっていますが、このまま公立病院で頑張るのか、もしく退職して民間のクリニックで働くか、悩む自分も嫌で仕方ない(´･_･`)前向きに来年春を迎える決断ができるアドバイスがあれば、よろしくお願いします。

結論：あなたのキャリアとライフプランを優先し、転職を検討しても良いでしょう。

10年間の助産師経験、そして公立病院での3年間の経験を活かし、よりやりがいを感じ、経済的な安定も得られる環境を選ぶことが重要です。現在の状況、そして将来の展望を踏まえ、転職という選択肢は決して間違っていないと言えるでしょう。ただし、転職活動における注意点や、新たな環境への適応についても考慮する必要があります。

現状分析：公立病院勤務のメリット・デメリット

メリット

安定した収入（年収500万円）
比較的定時退勤
夏休み8日取得可能
地域周産期医療センターでの貴重な経験

デメリット

お役所仕事的な雰囲気
新人教育の負担と責任の重さ
患者との直接的な関わりが少ない
やりがいを感じにくい
命の重圧
年休取得困難

民間クリニック勤務のメリット・デメリット

メリット

年収アップ（年収700万円）
患者との密接な関わり
やりがいのある仕事
元同僚との協働
地理的な近さ

デメリット

ハードな業務
長期休暇取得困難
人員不足の可能性
公務員としての安定性がない

転職を決断する前にチェックすべき5つのポイント

キャリアプランの明確化：助産師として今後どのようなキャリアを歩みたいのか？専門性を深めたいのか、マネジメントに携わりたいのか、などを明確にしましょう。民間クリニックでは、より実践的なスキルアップが期待できます。
ライフプランとの整合性：結婚や出産の予定、家族との関係、経済的な安定など、ライフプランと転職後の生活をどのように両立させるかを検討しましょう。年収アップは弟さんへの仕送りや将来の貯蓄にも繋がります。
職場環境の確認：クリニックの雰囲気、チームワーク、残業時間、休暇取得の状況などを詳細に確認しましょう。元同僚からの情報だけでなく、実際にクリニックを訪れて確認することをお勧めします。
業務内容の理解：クリニックでの具体的な業務内容、責任範囲、求められるスキルなどを把握しましょう。ハードな業務になることを覚悟した上で、自身のスキルや体力と照らし合わせて判断することが重要です。
リスク管理：転職によるリスク（収入の不安定さ、人間関係のトラブルなど）を想定し、対策を立てましょう。転職活動は慎重に進め、複数の選択肢を持つことも有効です。

成功事例：転職によってキャリアアップを実現した助産師

私がこれまで支援してきた助産師の方々の中には、公立病院から民間クリニックへ転職し、キャリアアップを実現した方が多くいます。ある方は、公立病院では経験できなかった高度な医療技術を習得し、専門性を高めることができました。また、別の助産師の方は、より患者さんとの深い関わりの中で、大きなやりがいを感じ、仕事へのモチベーションを高めています。これらの成功事例は、転職が必ずしもネガティブなものではなく、キャリアアップのチャンスとなることを示しています。

具体的なアドバイス：あなたの状況に合わせた転職戦略

現在の状況を踏まえ、以下のようなステップで転職活動を進めていきましょう。

情報収集：複数の産婦人科クリニックの求人情報を集め、比較検討を行いましょう。給与、勤務時間、休暇制度、職場環境などを比較することで、最適な職場を見つけることができます。
面接対策：面接では、あなたの経験やスキル、キャリアプランを明確に伝えましょう。なぜ転職したいのか、なぜそのクリニックを選んだのかを具体的に説明することで、採用担当者の印象を高めることができます。また、ぎっくり腰の経験についても正直に伝え、業務への影響がないことをアピールしましょう。
交渉力：給与や休暇制度など、条件面については積極的に交渉しましょう。あなたのスキルや経験を評価してもらい、納得のいく条件で転職活動を進めることが重要です。
相談窓口：転職活動に不安がある場合は、転職エージェントやキャリアカウンセラーに相談しましょう。専門家のアドバイスを受けることで、よりスムーズに転職活動を進めることができます。

仲間との関係：不安を解消するための具体的な方法

同時期に退職する仲間との関係を心配されているとのことですが、退職後も連絡を取り合うなど、良好な関係を維持していく努力をしましょう。定期的な食事会や連絡を取り合うことで、孤独感を解消し、新たな環境への適応をスムーズに進めることができます。

まとめ：あなたの未来を輝かせる選択を

今回の転職は、単なる職場変更ではなく、あなたのキャリアとライフプランを大きく変える可能性を秘めています。年収アップによる経済的な余裕、そしてやりがいのある仕事への復帰は、あなたの人生を豊かに彩るでしょう。しかし、不安や迷いがあるのも事実です。そのため、この記事で示したポイントを参考に、慎重に検討し、あなたにとって最適な選択をしてください。後悔のない決断をするために、時間をかけてじっくりと考えることが大切です。

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