ハウスメーカーとの契約トラブル！キャンセルは可能？違約金は？

今年Ｓハウスで契約しまして、家の打合せしていくうえで、営業さんに怒りを感じてきました。最初は順調に進み、間取りも決まって内装や設備の打合せをしていくなかで夫婦二人の意見をいいながら色々と変更してもらい、打合せするたびに見積もりの金額の変更をお願いしていました。面倒をかけてると思いましたが、必要なことですし、それぐらいはしてもらえると思いました。しかし次の打合せをするときに提示された金額は一部しか変更されておらず、変更されていない箇所は後日しますと言われました。最初はなにも思わなかったのですが打合せのたびに同じことが起きるので、きちんとしてくださいと強く言いました。そのあとからきちんとしてくれてると思い着工する日に近づいてきました。そして最近に着工前に地盤改良の値段変更されたとのことで話を聞きにいくと、最初は150万と概算で見積もられていたのですが、ここのまわりの土地をみるとここまでかからないと思いますと言われていたのですが、なんと85万アップの235万と言われました。しかもきちんとお願いしたのにかかわらずだいぶ前に変更した設備の金額も今になって変更しているは、そして一番びっくりしたのがそれでもまだこの時期なのに変更されていない設備もあり、地盤改良も含めて150万アップしますと言われ、予算が足りなければ数日中に金額が厳しいなら削ってもいい設備を考えてくださいと言われました。ここまでされるとこの金額が正しいのかもわからなくなりますし、きちんと家もしてもらえるかも信用できなくなりました。家自体は気に入っておるのですが、こんな適当にされてるのに買いたくないという気持ちもでてきました。こういう場合は今からでもキャンセルできるのでしょうか？そして違約金はいるのでしょうか？

大変な状況ですね。ハウスメーカーとの契約で、見積もり金額の変更が繰り返し発生し、不信感を感じているとのこと、お気持ちお察しします。新築住宅の建築は人生における大きな買い物であり、契約内容に不安を抱えたまま進めるのは非常に辛いものです。契約キャンセルと違約金について、専門家の視点から詳しく解説します。

ケーススタディ：契約書と見積もりの確認が重要

まず、契約書とこれまでの見積もり書を全て確認しましょう。契約書には、価格変更に関する条項が記載されているはずです。特に、「設計変更」「追加工事」「地盤改良」に関する規定、そしてそれらに伴う価格変更の手続き、通知方法などが明確に書かれているか確認してください。見積もり書には、それぞれの項目が詳細に記載され、変更があった場合は、その理由と金額の根拠が明確に示されているべきです。Ｓハウスの見積もりは、変更内容が不透明で、説明も不十分な点が問題です。これは、契約不適合責任を問える可能性があります。

例えば、地盤改良費用の大幅な増加について、当初の見積もりは「概算」とされていたとはいえ、85万円もの増額は、通常であれば事前に十分な説明と合意が必要となります。周辺地盤調査の結果や、地盤改良方法の変更など、増額の具体的な理由と根拠をＳハウスに明確に求める必要があります。また、変更されていない設備がある点も問題です。これは、契約違反の可能性があります。

専門家の視点：弁護士や専門機関への相談

現状では、Ｓハウスとのコミュニケーションがうまくいっていないため、弁護士や不動産に関する専門機関への相談を強くお勧めします。弁護士は、契約書の内容を精査し、Ｓハウスの対応が契約に違反しているかどうかを判断し、適切な対応策をアドバイスしてくれます。専門機関は、Ｓハウスとの交渉をサポートしたり、必要に応じて、消費者センターへの相談を支援してくれます。

弁護士費用は、ケースによって異なりますが、相談だけでも費用がかかる場合があります。しかし、高額な住宅購入において、専門家のアドバイスを受けることで、後々のトラブルを回避できる可能性が高いことを考えると、費用対効果は高いと言えるでしょう。 「住宅瑕疵担保責任保険」などの加入状況も確認し、専門家に相談することで、適切な対応方法を選択できます。

キャンセルと違約金：契約書の内容が重要

契約のキャンセル可能性と違約金については、契約書に記載されている解約条項を確認する必要があります。多くの場合、契約締結後、着工前であれば、一定の違約金を支払うことでキャンセルできる可能性があります。しかし、違約金の額は契約書によって大きく異なるため、契約書をよく読んで確認しましょう。Ｓハウスの対応に問題がある場合、契約解除を主張できる可能性もあります。弁護士に相談することで、契約解除の根拠となる証拠を収集し、交渉を進めることができます。

また、Ｓハウスの対応が不当であると判断された場合、損害賠償請求も検討できます。精神的苦痛や時間的損失など、具体的な損害を証明する必要がありますが、弁護士の力を借りることで、より有利に進めることができます。

具体的なアドバイス：交渉のポイント

Ｓハウスとの交渉においては、以下の点を意識しましょう。

冷静に事実を伝える：感情的な言葉ではなく、具体的な事実と証拠に基づいて主張しましょう。
書面で記録を残す：メールや手紙で、交渉内容や合意事項を記録に残しましょう。
第三者の立会いを求める：弁護士や専門機関の立会いを求めることで、交渉を有利に進めることができます。
妥協点を見つける：完全に自分の希望通りにならない場合もあるため、妥協点を見つけることも重要です。

成功事例：過去に、ハウスメーカーとの契約トラブルで、弁護士を介して契約解除を行い、違約金を大幅に減額できたケースがあります。これは、契約書に不備があったこと、ハウスメーカーの対応に問題があったことが認められたためです。

まとめ

ハウスメーカーとの契約トラブルは、精神的にも経済的にも大きな負担となります。まずは、契約書と見積もり書を丁寧に確認し、問題点を明確に把握しましょう。その後、弁護士や専門機関に相談し、適切な対応策を検討することが重要です。一人で抱え込まず、専門家の力を借りながら、冷静に対処してください。

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