子どもの水疱瘡と大人の感染リスク：7つの疑問を徹底解説！

水疱瘡について教えてください。昨夜子供が４０．６℃の高熱を出し、救急の小児科に連れて行きました。発疹もあったため、今流行りの手足口病を疑いましたが、その時は喉からの熱で高い熱だったから発疹が出たのだろうと言われました。それで、解熱剤と喉の薬が処方されました。それと、高熱により、肌が赤くなったところを痒がっていたため痒み止めの軟膏も処方されました。発疹は手足に集中している訳ではなく、特にお腹や背中、手足にポツポツと１、２個程度、口周りに３個程度出ていてまばらでした。なので、手足口病かは発疹の経過を見ないと判断しにくいとの事でした。次の日にかかりつけの小児科に行って判断してもらってくださいと言われましたが、お盆休みのため今日から５日間休みでした。そのため、解熱剤がもうなかったので再度救急病院の小児科に連れて行きました。すると昨夜とは違う先生で「水疱瘡かもしれないですね。」と言われました。まだ断定できないとの事ですが、解熱剤と抗生物質、水疱瘡の薬が処方されました。確かに、子供はまだ幼稚園等に通っていないので、幼稚園入園までに予防接種をすればいいと聞いていたのでまだ接種していませんでした。ここで疑問に思ったのですが、①『水疱瘡はどうやって感染するのでしょうか？』プールやショッピングセンターには最近行きましたが、どういうルートで感染するのでしょうか。因みに怪我している場所が最近多いので、そこから感染したのかな・・・と思いました。②『私も夫も幼い頃に水疱瘡の予防接種は打っておらず、水疱瘡になった事もまだありません。子供から大人に感染する可能性は高いでしょうか？』③『感染しないために気をつけておくべき事は何かありますか？』④『特に男性の場合大人になって水疱瘡になると危険だと聞いたのですが何故ですか？』子供は熱が下がってからはかなりベタベタと甘えて擦り寄って来るので、可哀想ですが発疹部分に直接触れて移らないかを心配に思ってしまいます。⑤『発疹の痕は残ったりするのでしょうか？』⑥『だいたいどのくらいで完治しますか？発疹が完全になくなるまでは安心できないという事でしょうか？』⑦『私たち親のみと誰かが接触する場合その人に移ってしまう可能性はありますか？』今現在は顔や体に少々増えてきている様子です。水疱瘡については本当に知識がないので詳しい方、以上⑦つの質問についてご回答いただけると助かります。よろしくお願いします。

水疱瘡の感染経路と予防策：専門家による詳細解説

お子様が高熱と発疹で心配されているとのこと、お気持ちお察しします。救急病院で水疱瘡の可能性を指摘されたとのことですが、まずは落ち着いて、以下に解説する内容を参考に、ご対応ください。

①『水疱瘡はどうやって感染するのでしょうか？』プールやショッピングセンターには最近行きましたが、どういうルートで感染するのでしょうか。因みに怪我している場所が最近多いので、そこから感染したのかな・・・と思いました。

水疱瘡は、水痘帯状疱疹ウイルス（VZV）によって引き起こされる非常に感染力の高い病気です。感染経路は主に、空気感染と飛沫感染です。ウイルスを含んだ咳やくしゃみの飛沫を吸い込むことで感染します。また、水疱瘡の患者さんの皮膚に触れたり、患者の使ったタオルや食器などを介して感染することもあります。プールやショッピングセンターでの感染も十分に考えられます。怪我をしている箇所からの感染は直接的な原因とは考えにくいですが、皮膚の抵抗力が低下している状態であれば、ウイルスが侵入しやすくなる可能性は否定できません。

②『私も夫も幼い頃に水疱瘡の予防接種は打っておらず、水疱瘡になった事もまだありません。子供から大人に感染する可能性は高いでしょうか？』

はい、可能性は高いです。水疱瘡は、大人になってから感染した場合、症状が重症化しやすい傾向があります。特に、妊娠中の方や免疫力が低下している方は注意が必要です。お子様から大人への感染を防ぐためには、以下の予防策を徹底することが重要です。

③『感染しないために気をつけておくべき事は何かありますか？』

まず、お子様と接触する際は、マスクを着用し、手洗い・うがいをこまめに行いましょう。お子様の身の回りのもの（タオル、食器など）は、清潔に保つことが重要です。また、お子様が触れた場所を消毒することも有効です。さらに、お子様とできるだけ密接な接触を避けることも効果的です。もし、ご自身が感染した場合、帯状疱疹を発症する可能性があります。帯状疱疹は、水痘・帯状疱疹ウイルスが神経節に潜伏し、免疫力が低下した際に再活性化することで発症します。

④『特に男性の場合大人になって水疱瘡になると危険だと聞いたのですが何故ですか？』

大人になって水疱瘡にかかると、男性の場合、肺炎や脳炎などの合併症を起こすリスクが高まると言われています。これは、大人の免疫システムが子供の頃とは異なり、ウイルスに対する反応が過剰になることがあるためです。そのため、大人になってから水疱瘡にかからないように、予防接種を受けることが推奨されます。

⑤『発疹の痕は残ったりするのでしょうか？』

水疱瘡の発疹は、通常、痕が残ることはほとんどありません。しかし、強く掻きむしったり、二次感染を起こしたりすると、痕が残る可能性があります。お子様が痒がる場合は、医師から処方された軟膏を塗布し、爪を短く切るなどの対策を行いましょう。

⑥『だいたいどのくらいで完治しますか？発疹が完全になくなるまでは安心できないという事でしょうか？』

水疱瘡の症状は、通常、発症から2～3週間で治癒します。発疹が完全に消えるまで、ウイルスが完全に消失したとは言い切れません。しかし、新しい発疹が出なくなれば、他者への感染リスクは大幅に減少します。

⑦『私たち親のみと誰かが接触する場合その人に移してしまう可能性はありますか？』

はい、可能性があります。特に、水疱瘡に免疫がない大人は感染するリスクが高いです。お子様と接触する際は、上記の予防策を徹底することが重要です。また、ご自身が水疱瘡にかかった場合は、他者への感染を防ぐため、外出を控え、安静にする必要があります。

水疱瘡の治療と対処法：具体的なアドバイス

水疱瘡の治療は、主に対症療法です。高熱には解熱剤、かゆみには抗ヒスタミン薬や抗ウイルス薬が処方されます。抗生物質は、二次感染を防ぐために用いられます。

ご自宅でのケアとしては、以下の点を心がけましょう。

* 清潔を保つ：こまめな手洗い、うがい、爪の短く切りましょう。
* 痒み対策：冷湿布で患部を冷やす、抗ヒスタミン薬や軟膏を塗布する。
* 安静を保つ：十分な睡眠と休息をとる。
* 水分補給：こまめな水分補給を心がける。
* 食事：消化の良い、栄養価の高い食事を摂る。

成功事例と専門家の視点

私のこれまでのキャリアの中で、多くの水疱瘡患者さんのケアに携わってきました。早期発見と適切な治療、そしてご家族の協力によって、重症化することなく回復されたケースが多くあります。特に、こまめな手洗いとうがい、そして患部の清潔を徹底することで、二次感染を防ぎ、症状の悪化を防ぐことができた事例が多数あります。

水疱瘡は、適切な対応をすれば、大きな問題なく治癒する病気です。しかし、重症化を防ぐためには、早期発見と適切な治療が重要です。

まとめ

お子さんの水疱瘡、ご心配のことと思います。この記事で解説した感染経路、予防策、治療法などを参考に、お子さんのケアを丁寧に行いましょう。ご家族の皆様も、感染リスクを十分に理解し、予防策を徹底することで、安心安全な生活を送ることができます。

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