45歳からのキャリアチェンジ:心理カウンセラー起業への道しるべ
45歳からのキャリアチェンジ:心理カウンセラー起業への道しるべ
この記事では、45歳で長年の営業職から心理カウンセラーへのキャリアチェンジを目指すあなたのための、具体的な道筋と、成功へのヒントを提示します。長年の経験を活かし、人の役に立つ仕事へと転換したいというあなたの熱い思いを、現実的な視点と具体的なアクションプランでサポートします。
心理カウンセリングを仕事として行っている方々に質問させてください。
私は大卒 45歳 現米国資本日本法人のセールスマネージャー兼営業員です。2年後を目処にカウンセリングルームを起業しようと計画しています。理由は私は27年間目を血ばらせでながら競争に明け暮れてきました。これからの人生、人の役に立つ仕事をし、世に恩返しをしたいと強く思うからです。
質問①私がWEBや知恵袋で調べた結果、以下様に現状を認識しました。私のこの認識は正しいですか?
- カウンセリングを行うにあたり最も重要な資格は臨床心理士である
- しかしながら臨床心理士は学術的な知見は有するが、対人コミュニケーションスキルは資格認定の必須要項に含まれていない。
- 臨床心理士以外の民間資格はいずれも公に認知されておらず、実質的にカウンセラーの資格としては意味を持たない
- 上記1.2の現状を鑑み、心理に関する学会を含むその他の団体は国家資格制度の制定を国(文部科学省?厚生労働省?)に要望しているがいまだに制定に至っていない。 http://jupa.jp/side/pamphlet.pdf#search=
- 上記1.3で記した民間資格の中で比較的中立で、正統と評価し得る資格は下記の3つの資格である?
- 社団法人日本産業カウンセラー協会:産業カウンセラー http://www.counselor.or.jp/
- 日本カウンセラー学会:認定カウンセラー http://www.jacs1967.jp/
- 日本心理学緒学会連合:心理学検定 http://www.jupaken.jp/
- 総括すると日本における心理カウンセリングのマーケットはまだ成熟しておらず製品ライフサイクルでいう導入期でありこれから成熟する可能性を有する。
私には志があります。しかしながら私が臨床心理士の資格を取るには最低7年かかります。これは家族を養うことを考えると現実的な選択ではありません。よって次に示す段を踏んで起業に臨みたいと考えています。
質問②以下の私の計画大要の現実性に関してどのように考えますか? どんなコメントでも結構です。
- 上記1.5_1)を2013年1月に取得
- 上記1.5_3)の1級を2013年8月に取得
- 半ボランティアで実践経験を100事例程度積む 2013年1月~2014年4月
- 上記1.5._3)を2014年4月に取得
- 2014年4月個人でカウンセリングルームを開業する。またはカウンセリングを主業務とした会社を立ち上げる。
以上 批判的、現実的、悲観的、どんなコメントでも結構です。よろしくお願いいたします。
過去の知恵袋への質問を見ると私と同じような考えを持っておられる方が何人かおられるようですが、それへの回答を読ませて頂きましたが、私にこの業界の知識が無い事が災いしてどうも良くわかりません。 よろしくお願いします。補足大学は夜学、専攻は機械工学です。心理系学科の単位は取っていません。
あなたの現状認識と、心理カウンセリング業界の基礎知識
まず、あなたの現状認識について、一つずつ丁寧に見ていきましょう。心理カウンセリング業界は、確かに複雑で、資格や制度が多様です。しかし、あなたのこれまでの調査は、的を射ている部分も多く、非常に良いスタートを切っていると言えます。
1.1 カウンセリングを行うにあたり最も重要な資格は臨床心理士である
これは、ある意味で正しいと言えます。臨床心理士は、国家資格であり、専門的な知識と技術を保証するものです。しかし、臨床心理士の資格が「カウンセリングの全て」を意味するわけではありません。対人支援の経験や、クライアントとの相性も非常に重要です。
1.2 しかしながら臨床心理士は学術的な知見は有するが、対人コミュニケーションスキルは資格認定の必須要項に含まれていない。
この点も、ある程度真実を突いています。臨床心理士の資格取得には、学術的な知識と実習経験が求められますが、必ずしも「対人コミュニケーション能力」が直接的に評価されるわけではありません。もちろん、実習を通してコミュニケーション能力を磨く機会はありますが、資格取得の過程で重視されるのは、あくまでも「心理学的な知識」と「臨床経験」です。
1.3 臨床心理士以外の民間資格はいずれも公に認知されておらず、実質的にカウンセラーの資格としては意味を持たない
これは、やや誤解があります。確かに、臨床心理士ほどの公的な認知度はありませんが、民間資格にも、それぞれの役割と価値があります。例えば、産業カウンセラーは、企業内でのカウンセリングに特化しており、特定の分野においては非常に有効です。資格の種類や、その資格が持つ専門性によって、活用の幅は異なります。
1.4 心理に関する学会を含むその他の団体は国家資格制度の制定を国に要望しているがいまだに制定に至っていない。
これは事実です。心理カウンセリングに関する国家資格制度の議論は、長年続いていますが、まだ実現していません。その背景には、様々な利害関係や、資格の定義に関する意見の相違などがあります。
1.5 民間資格について
あなたが挙げた3つの資格は、いずれもカウンセリング業界で一定の評価を得ています。それぞれの資格が持つ特徴を理解し、自分の目指すカウンセリングの方向性に合った資格を選ぶことが重要です。
- 産業カウンセラー: 企業内でのメンタルヘルスケアに強みがあります。あなたのこれまでの営業経験を活かし、企業向けのカウンセリングに特化することも可能です。
- 認定カウンセラー: 日本カウンセラー学会が認定する資格で、幅広い分野でのカウンセリングに対応できます。
- 心理学検定: 心理学の基礎知識を測るもので、カウンセリングの実践に直接つながるわけではありませんが、知識の習得に役立ちます。
1.6 日本における心理カウンセリングのマーケットはまだ成熟しておらず製品ライフサイクルでいう導入期でありこれから成熟する可能性を有する。
これは、非常に重要な視点です。心理カウンセリングの需要は、近年増加傾向にあり、市場は拡大しています。しかし、まだ発展途上の段階であり、今後の成長が期待できます。この成長市場に参入することは、大きなチャンスとなる可能性があります。
あなたの計画に対する現実的なアドバイス
次に、あなたの具体的な計画について、詳細に検討していきましょう。2年後の起業を目指すという目標は、素晴らしいですが、現実的な計画と、綿密な準備が必要です。
計画のステップごとの評価とアドバイス
- 2013年1月に産業カウンセラー資格取得: 産業カウンセラーの資格取得は、あなたのキャリアチェンジの第一歩として、非常に良い選択です。企業でのカウンセリング経験を積むことで、実践的なスキルを習得できます。
- 2013年8月に心理学検定1級取得: 心理学検定は、心理学の基礎知識を深める上で役立ちます。しかし、カウンセリングの実践に直接つながるわけではないため、資格取得に時間をかけすぎないようにしましょう。
- 2013年1月~2014年4月 半ボランティアで実践経験を100事例程度積む: これは非常に重要です。実践経験を積むことで、カウンセリングのスキルを磨き、自分の強みや課題を見つけることができます。ボランティアだけでなく、有償のカウンセリングの機会も積極的に探しましょう。
- 2014年4月に心理学検定取得: 心理学検定の取得は、3.と並行して進めるのが良いでしょう。
- 2014年4月個人でカウンセリングルームを開業する。またはカウンセリングを主業務とした会社を立ち上げる: 起業は、あなたの最終的な目標ですが、十分な準備が必要です。まずは、副業としてカウンセリングを始め、徐々に本業に移行していくという方法も検討しましょう。
成功への道:具体的な戦略とアクションプラン
あなたのキャリアチェンジを成功させるためには、具体的な戦略と、綿密なアクションプランが必要です。以下に、いくつかの重要なポイントをまとめました。
1. 資格取得とスキルの習得
- 産業カウンセラー資格取得: 産業カウンセラーの資格取得は、必須です。資格取得のための勉強だけでなく、ロールプレイングや、他のカウンセラーとの交流を通して、実践的なスキルを磨きましょう。
- その他の資格の検討: 興味のある分野や、自分の強みに合った資格を検討しましょう。例えば、キャリアコンサルタントの資格も、あなたのこれまでの営業経験を活かす上で役立つ可能性があります。
- 継続的な学習: 資格取得後も、継続的に学習を続け、最新の知識や技術を習得しましょう。セミナーや研修への参加も有効です。
2. 実践経験の積み重ね
- ボランティア活動: 地域の相談窓口や、NPO法人などで、ボランティアとしてカウンセリングの経験を積みましょう。
- 副業としてのカウンセリング: 企業や、個人向けのカウンセリングサービスを提供し、収入を得ながら、経験を積むことができます。
- スーパービジョン: 経験豊富なカウンセラーから、スーパービジョン(指導)を受けることで、自分のカウンセリングスキルを客観的に評価し、改善点を見つけることができます。
3. 起業準備
- ビジネスプランの作成: どのようなカウンセリングサービスを提供するのか、ターゲット層は誰なのか、どのように集客するのかなど、具体的なビジネスプランを作成しましょう。
- マーケティング戦略: 自分のカウンセリングルームをどのようにアピールするのか、具体的なマーケティング戦略を立てましょう。ウェブサイトの作成、SNSの活用、広告の出稿など、様々な方法があります。
- 資金調達: 起業には、資金が必要です。自己資金だけでなく、融資や助成金なども検討しましょう。
- ネットワーク作り: 心理カウンセラーや、関連分野の人々とのネットワークを築きましょう。情報交換や、連携を通じて、ビジネスを成功に導くことができます。
4. 自己分析と強みの活用
- 自己分析: 自分の強み、弱み、興味関心、価値観を深く理解しましょう。自己分析を通して、自分の目指すカウンセリングの方向性を見つけ、強みを活かしたサービスを提供することができます。
- 営業経験の活用: あなたのこれまでの営業経験は、カウンセリングビジネスにおいて、大きな強みとなります。クライアントとのコミュニケーション、問題解決能力、交渉力など、営業で培ったスキルを、カウンセリングに活かしましょう。
- 専門性の確立: 自分の得意分野や、興味のある分野に特化したカウンセリングサービスを提供することで、差別化を図り、顧客を獲得することができます。
キャリアチェンジを成功させるための心構え
最後に、キャリアチェンジを成功させるための心構えについて、お伝えします。それは、あなたの情熱と、粘り強さです。
- 強い意志と覚悟: キャリアチェンジは、容易な道のりではありません。困難に直面したときも、自分の目標を忘れずに、強い意志を持って、前に進みましょう。
- 継続的な努力: 知識やスキルの習得、実践経験の積み重ね、起業準備など、地道な努力が必要です。継続的に努力を続けることで、必ず成功に近づくことができます。
- 柔軟な対応力: 状況に合わせて、柔軟に計画を修正し、新しいことに挑戦する姿勢が重要です。
- セルフケア: カウンセラーは、心身ともに健康であることが重要です。自分の心と体のケアを怠らず、バランスの取れた生活を送りましょう。
- 学び続ける姿勢: 心理学は、常に進化しています。最新の知識や技術を学び続け、自己成長を追求しましょう。
あなたの2年後の起業という目標を、心から応援しています。困難に立ち向かい、粘り強く努力を続ければ、必ず成功を掴むことができるでしょう。あなたのこれまでの経験と、新たな知識とスキルを融合させ、素晴らしい心理カウンセラーとして、活躍されることを願っています。
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まとめ:45歳からのキャリアチェンジを成功させるために
45歳からのキャリアチェンジは、決して遅すぎることはありません。あなたのこれまでの経験と、新たな知識とスキルを組み合わせることで、必ず成功を掴むことができます。焦らず、着実に、一歩ずつ進んでいきましょう。そして、あなたの情熱と、粘り強さが、未来を切り開く力となるでしょう。
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